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こんな私(俺)の物語
第十九話 授業参観ですかレヴィアタンですか
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・・(ボンッ!)」

「幽々子!」

俺たちが言い争っている間に、幽々子は検索してしまった。反応はとっても(うぶ)でした。

「紫・・・」

「幽々子・・・」

「昔言ったよね?『知るは一時の恥、知らぬは一生の恥』って」

「言ったわね・・・」

「私、頑張ったよ?」

「ええ、頑張ったわ」

幽々子!お前は頑張った!うん!色々な意味で!ただそれは知らなくてもいいと思うよ!

「なんでしょう、この空気は・・・」

折角感動しているのだから水差すんじゃない。


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一騒動あったあと、ご飯を食べ、辺りが闇に包まれているこの時間。俺は籃を呼んでいた。

「それで、なんですか?話したい事って」

「私自身の事よ」

そう、(わたし)のことだ。転生したということと、前世が男だったということ。

「まず、私は転生というものをしたわ」

「知ってます」

・・・・・・へ?

「何を言うかと思えば、輪廻転生は当たり前じゃないですか」

・・・・・・ああ、そっちなのね。

「少し言い方を変えるわ。私は、前世の記憶を持っているのよ」

「・・・・・・」

無言になる籃。流石に予想外だったか?

「前世の私は男性でね、心の声はその名残なのよ」

「・・・・・・終わりですか?」

「えっと・・・終わりね」

「はあ、前世が男性だというのもわかりましたし、心の声がアレな理由もわかりました。だからなんですか?紫さんは紫さんでしょう?前世の記憶があろうと、中身ががさつだろうと、料理上手で頭がよくてなんでもかんでもできて胡散臭くてどこか抜けていて」

あれ?途中から貶されてる?

「それでも、私達にとって大事な紫さんであることには変わりありません」

ああ、いい家族をもったものだ。

「・・・ありがとう、籃」

俺は、どこかで怯えていたのだろう。拒絶されるんじゃないかって。ははっ、一誠のこと言えねえな。
そうだな。俺はここにいる。それだけでいいじゃないか。


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八雲籃Said

「さて、紫は行きましたよ。そろそろ出てきたらどうですか?幽々子」

私は別の場所にいる幽々子に声をかける。

「・・・いつから気づいていたの?」

「最初からだ・・・と、言えればいいのかもしれない
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