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こんな私(俺)の物語
第十九話 授業参観ですかレヴィアタンですか
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んずう)の一つ、他心通(たしんつう)です。これは他者の心を読むことができるのです)」

籃がえらいハイスペックだった。

「(因みに、私は六神通は他心通と天眼通(てんげんつう)しか習得していないんです。それで、天眼通なんですけど、これは他者の『前世』を見ることができる神通力です)」

前世を見る?マジで?と言うより、心が読まれてたって、俺、嫌われるのかな?

「(なんでか紫さんの前世は靄がかかったように見えないんですけど。にしても、心の声は意外とがさつなんですね。大丈夫ですよ。嫌ったりなんてしませんから)」

「(勝手に心を読まないの!)」

「(わかりましたよ〜)」

籃に弄られた。心を読まれないようにプロテクトを強化しておくか。因みに、念話は脳の思考速度が早ければ早いほど時間がかからない。この間約一秒。

「ソーナちゃんどうしたの?お顔が真っ赤ですよ?折角お姉様である私との再会なのだから、もっと喜んでくれてもいいと思うのよ?『お姉様!』『ソーたん!』って抱き合いながら百合百合な展開でもいいと思うのよ、お姉ちゃんは!」

会長、完全にひきつっている。

「・・・お、お姉様。ここは私の学舎であり、私はここの生徒会長を任されているのです・・・。いくら、身内だとしてもお姉様の行動は、あまりに・・・。そのような格好は容認できません」

「そんな!ソーナちゃん!ソーナちゃんにそんなこと言われたら、お姉ちゃん悲しい!お姉ちゃんが魔法少女に憧れているって、ソーナちゃんは知っているじゃない!煌めくステッキで天使、堕天使を纏めて抹殺なんだから☆」

「お姉様、ご自重下さい。魔王のお姉様が煌めかれたら小国が数分で滅びます」

あれは魔法少女じゃない。魔王消女だ。そして自重しない。

「なあ、匙。先日の堕天使幹部が襲来してきたとき、会長がお姉さんを呼ばなかったけど・・・これを見る限り、中が悪いからってわけじゃないよな?」

「逆だ、逆。話ではセラフォルー・レヴィアタン様は妹を溺愛し過ぎているから、呼ぶと大変なことになるってさ。妹が堕天使に汚されるとわかったら、何をしでかすかわからなかったらしいんだよ。即戦争だよ。あそこはセラフォルー様を呼ばずにルシファー様を呼んで正解だ。しかし、俺も初めてお会いしたけどこれは・・・・・・」

「匙、やっぱり思うところはあるか」

「ああ」

溺愛するのはわかるけど、度が過ぎれば嫌われるぞ?

「うぅ、もう耐えられません!」

あ、走っていった。

「待って!ソーナちゃん!お姉ちゃんを置いてどこに行くの!」

追う魔王消女。

「ついてこないで下さい!」

「いやぁぁぁぁん!お姉ちゃんを見捨てないでぇぇぇぇぇぇっ!ソーナたぁぁぁぁん!」

「『たん
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