第十九話 授業参観ですかレヴィアタンですか
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俺の周りの悪魔は変態と変人と残念しかいないんだ。アーシアと子猫と木場だけがまともだ。
「は、はい。お陰さまで。今日はソーナの授業参観に?」
「うん☆ソーナちゃんったら、酷いのよ。今日のこと、黙ってたんだから!もう!お姉ちゃん、ショックで天界に攻め込もうとしちゃったんだから☆」
それ完璧な八つ当たりですよね?天界大迷惑。
「(紫さんの幽々子に対する過保護っぷりも負けてないと思いますが)」
ん?籃からの念話だ。式神になった籃と俺はお互い喋らずとも会話できる。因みに、心が読めるわけではない。プライバシーはしっかり守られているのである。
「(籃、過保護なのは薄々感じていたけれど、無関係の人に八つ当たりなんてしないわよ)」
流石にそれはない。無駄な争いまで起こりそうだしさ。
「イッセー、紫。ご挨拶なさい」
「は、初めまして、兵藤一誠。リアス・グレモリー様の下僕『兵士』をやっています!よろしくお願いします!」
「同じく、『兵士』の八雲紫です。よろしくお願いします」
「初めまして☆私、魔王セラフォルー・レヴィアタンです☆『レヴィアたん』って呼んでね☆」
軽っ。なんなんだよ。このコスプレ残念美人。ああ、知ってても実際に会うと・・・なんていうか・・・軽っ。霊夢よりは浮いてないけど。
「ねぇ、サーゼクスちゃん。この子が噂のドライグ君?」
「そう、彼が『赤い龍《ウェルシュ・ドラゴン》』を宿す者、兵藤一誠君だ」
ああ、プライベートで軽すぎる魔王。しかもシスコン。ああ、原作知っててよかった。魔王のイメージが根底から崩壊していく。
「あらあら、グレモリーのおじ様」
「ふむ。セラフォルー殿。これはまた奇抜な衣装ですな。いささか魔王としてはどうかと思いますが・・・」
「あら、おじ様☆ご存じないのですか?今この国ではこれが流行りですのよ?」
「ほう、そうなのですか。これは私が無知だったようだ」
「HAHAHAHA、父上。信じてはなりませんよ」
リアスの父。詐欺に引っ掛かるんじゃね?大丈夫?
「ゆ、紫さん。想像を絶する軽いノリじゃないですか?」
「ええ。それには同感するわ。軽すぎるわね」
「部長、あの、とんでもなく軽いノリじゃないですか?その、レヴィアタン様・・・」
「ごめんなさい。言うのを忘れていた・・・と言うより、言いたくなかったのだけれど、現四大魔王様方は、どなたもプライベート時、酷いくらいに軽いのよ」
会長顔真っ赤。幽々子も俺に関して顔真っ赤にすることってあったのかな?
「(いえ、ないと思いますよ)」
「(・・・・・・なんで心が読めるのよ)」
「(天狐になると神通力が宿りましてね。六神通(ろくじ
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