第二十五話 人魚の魂
[7/7]
[8]前話 [9]前 最初 [1]後書き [2]次話
コ「今回の四つの奇妙な出来事のうち、三つの出来事は何者かの悪戯にすぎん。じゃが、このままではブルー・シェルフ様が危険じゃ。」
エ「危険?」
ウェ「どうして危険なんですか?」
ウェンディが問う。コバルトさんはしばらく黙っていたが、
コ「人魚の魂を手に入れると・・・『永遠の命』を手に入れる事が出来るのじゃ。」
シ「『永遠の命』?」
コ「その名のとおり、永遠に死なない、不老不死の命を手に入れる事が出来るんじゃ。」
コ以外「!!!??」
ハル「マ、マスター、それは本当なんですかぁっ!?」
イ「初めて聞きました。」
ハルトとイレーネも目を見開いている。
コ「人魚の魂を手に入れようとしている者は今も存在する。多くは闇ギルドの連中じゃ。もしかしたら、この騒動も人魚の魂を狙っている闇ギルドの仕業かもしれん。」
そこまで言うと、コバルトさんは俺達に頭を下げた。
コ「わしからもお願いじゃ。この騒動を、一刻も早く解決しておくれ・・・!」
すると、ナツが口角を上げてニヤッと笑い、右手に炎を纏い、広げた左手の平にバフッ!とぶつけた。
ナ「あぁ。やってやろうじゃねぇの。」
ハ「あいっ!」
ル「それが闇ギルドの奴等だったら尚更ねっ。」
グ「不老不死の体を手に入れてまで、悪い事をするつもりなのかよ。」
エ「もしそうならば、一刻も早く阻止せねばな。」
ウェ「何を遣らかすか、分かりませんしねっ!」
シャ「全く。どんだけバカな事やって過ごしてるのよ。」
シ「『命』ってのは神からの贈り物だ。いつか、その贈り物は返さねぇといけねぇ。不老不死になったら、いつまで経っても返せねぇ。『命』ってのは、死んだら最初に必ず無くなるもんだ。『命』がある時間を過ごすのが人生ってもんだろ。俺はそいつ等に、『命』っていうもんがどうゆうもんなのか、頭の中に叩き込んでやる。」
俺達最強チームの瞳は、すでに何かを決意したような熱い何かが見えていた。
[8]前話 [9]前 最初 [1]後書き [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ