第二十五話 人魚の魂
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「私達より、マスターに聞いた方が良いと思うわ。」
シャ「マスターって?」
ハル「海中の洞穴のギルドマスター、コバルト・ブルーさんだ。この街の事なら何でも知ってる、アザミの街の情報網のような存在だからな。俺達がギルドまで案内するから着いて来いよ。」
そう言って歩き出したハルトとイレーネの後を俺達最強チームは着いて行く事にした。
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海中の洞穴のギルドは洞穴をそっくりそのまま模ったような形をしていた。
ハル&イ「只今戻りましたーーーっ!」
ハルトとイレーネがギルドの扉を開ける。洞穴の中は壁が岩のようにゴツゴツしていて、海の中のように少し薄暗かった。天井には青と薄紫色に灯る貝殻型の電気がぶら下がっていて、床は透明の板が嵌め込まれていて、下を見ると色とりどりの魚が悠々と泳いでいた。
ル「きれぇ〜い!」
エ「すごいな。」
ハ「んまーっ!んまっ!んまっ!んまーーーっ!」
ハッピーが魚を見て興奮している。まるで水族館みたいだな。
?3「お帰り〜ハルト!」
?4「イレーネ、お帰り。」
?5「ん?後ろにいるのはどちら様だ?」
色違いのティアードワンピを着たテンションの高い女と大人しそうな女が帰って来たハルトとイレーネを出迎え、左目に深い傷があり、首に鎖のような形をしたネックレスを着けている男が俺達の事を見て首を傾げる。
ハル「以前、大魔闘演舞で戦った妖精の尻尾の魔道士達だ。」
?3「あぁ、妖精の尻尾かぁ〜・・・ってえぇっ!!?」
?4「なぜ、妖精の尻尾の魔道士がここに?」
イ「最近、ルーベリーの海で奇妙な事が起きてるでしょ?それを解明する役目が妖精の尻尾の魔道士になったんだけど、情報が少ないから私とハルトに聞きに来たのよ。でも、私達よりマスターの方が詳しいと思ったからここに連れて来たって訳。」
?5「なるほど。」
納得したように左目に深い傷がある男が頷く。
ナ「う〜ん、こいつ等もどっかで見た事あるけど・・・誰だっけ?」
ハ「ほら!ハルトとイレーネと一緒に大魔闘演舞に出場してた双子のアニーとアリー、海中の洞穴のS級魔道士の一人、バロンだよ!ナツ、もう忘れちゃったの?」
相変わらずナツは記憶力が悪いな。でも、俺が一番驚いたのは、アニーとアリーが双子だって事。服が色違いで同じ事以外全く似てねぇぞっ!
アニ
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