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FAIRY TAIL 真魂の鼠
第二十五話 人魚の魂
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、大きな黒い瞳に紫色の肩出しミニワンピに黒いニーハイソックス、白いローブを羽織った女が不思議そうに俺達の事を見つめていた。

ウェ「もしかして、ハルトさんとイレーネさんじゃないですか?」

ハルト?イレーネ?

ナ「誰だ?」

ハ「ほら!まだ『マヤ達』がいた頃、大魔闘演舞に出場してた海中の洞穴(マリーンケイヴ)の魔道士だよ!ナツ、もう忘れちゃったの?」

海中の洞穴(マリーンケイヴ)。俺も聞いた事がある正規ギルドだ。初代海中の洞穴(マリーンケイヴ)のギルドマスターは人魚だったと言われていて、実力のある魔道士が勢揃いのギルドだ。

ル「そっか。グレイの知り合いって、ハルトとイレーネの事だったのね。」

グ「あぁ。元気そうだなお前等。」

ハル「そっちこそ、また大騒ぎしてるみたいだな。」

イ「週刊ソーサラーでもよく見るわ。妖精の尻尾(フェアリーテイル)火竜(サラマンダー)が何かを壊しただとか、妖精の尻尾(フェアリーテイル)火竜(サラマンダー)が何かを壊しただとか、妖精の尻尾(フェアリーテイル)の・・・」

ナ「だあああああっ!俺の事ばっかじゃねぇかっ!」

シ「お前が目立ちすぎなんだよ。悪い意味で。」

先週の週刊ソーサラーにも載ってたぞ。

ハル「最近『ユモス』は?」

グ「あの日から一度も会ってねぇよ。」

イ「そう・・・」

時々、皆の会話に登場する「俺の知らない人物の名前ジャンル」の一人、『ユモ』。最近知った事だが、『ユモ』と『ユモス』は同一人物らしい。俺がよく耳にするのは『ユモ』の方だ。どうやら、このハルトとイレーネって人も『ユモ』って人の事を知ってるみたいだ。

ハル「ところで、お前の後ろにいる奴は・・・?」

イ「初めて見る顔ね。」

ハルトとイレーネが俺の方を見て言う。

シ「俺はシン・バンギ。最近妖精の尻尾(フェアリーテイル)に加入したんだ。よろしく。」

ナ「こいつめちゃくちゃ強いんだぞっ!」

エ「不老不死のような命を持っている超人でもある。」

おーいエルザ、あまり変な情報を言うなよ。

ハル「俺はハルト・パーカー。海中の洞穴(マリーンケイヴ)の魔道士だ。」

イ「同じく、イレーネ・ザンビア。よろしくね。」

俺はハルトとイレーネと握手を交わす。

ハル「で、何でお前等がいるんだ?」

グ「ほら、ここ最近この街の海で四つの奇妙な出来事が起きてるだろ?それを解明する役目が俺達になったんだ。」

ウェ「でも、この街の事や奇妙な出来事についての情報が少なすぎて・・・」

ル「それで、あんた達に聞きに来たって訳。」

グレイ、ウェンディ、ルーシィの説明で納得したように頷くハルトとイレーネ。


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