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IS【インフィニット・ストラトス】《運命が変わった日》
【第306話】
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よ」
「……だな。 俺も美冬が居なかったら発狂してたかも」
「ふふっ。 なら美冬ちゃんに感謝しないとね?」
微笑むその姿、これで女の子なら俺もドキドキしたが残念ながら彼には【ついてる】のだ――。
……まあ、ホモ説も出たりするが……今は恋愛するよりは紅茶に恋してるって言ってたからな……。
「さて、マジでどうするかな……。 下手な出し物の所はIS学園の授業の一部を受けさせられるからなぁ」
「そうなんだ? ……僕自身は興味あるけど、どういったものなんだい?」
「……爆弾解体とか、近接戦闘訓練、銃を使った射撃訓練等々」
「……それはまた凄いね? 何だか警察学校か自衛隊関連の学校かと」
「……まあ、そう思っても仕方ないよな。 ……基本はISの授業だが、午前の二時間使って解体とか近接戦闘訓練とか。 午後は一般教科とか……確実に授業メニューがおかしいとしか思えない内容ばかりだよ」
そう説明すると、静かに頷き、口を開く成樹。
「……僕じゃあとてもじゃないが無理かな? そもそも、ISに乗れないしね」
「……触れたことはあるのか?」
「ううん。 ……なかなか触れる機会が無いんだよ。 ……まあ、僕はIS関連の大会など見るのが好きだからそれで良いんだけどね」
少し眉を八の字に下げる成樹。
……まあ俺も、成樹には危ない目にあってほしくないからな。
「……そういや成樹はご飯食べたか?」
「ううん。 朝食は軽く食べたけど……そういえばお昼に近いね。 何処かで休んで食べようか?」
「それじゃあ、一年二組に行かないか? うちの隣だが、うちがご奉仕喫茶やってるからかあまり人が来ないらしいんだよ」
……まあ、俺のクラスがメイドで向こうはチャイナだからな――チャイナ服、俺は凄く好きだが。
「うん。 じゃあ……その二組で軽く食事をしよう」
「オッケー。 んじゃ、階段上がった先だから」
そう言って俺が先導する形で階段を登っていく――。
先ほどの踊り場には既に巻紙礼子は居なく、大人しく帰ったのかはたまた純粋に楽しんでるのか……。
……まあ、一夏に接触してたら即通報だが。
階段を上りきり、相変わらず長蛇の列が並ぶ横を素通り――。
「わっ……。 あ、あの人凄くカッコいい……」
「な、何で有坂くんと一緒? し、知り合いなのかなぁ……」
「ど、どうしよう……。 織斑くん一筋だと思ってたのに……カッコいい……♪」
――横を通りすぎるだけでこの騒ぎ、まあ背も俺ぐらいあるし顔は整ってるし、線は細いし。
「あ、あはは……。 ど、どうも……」
居心地の悪さからか、
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