SAO編
第一章 冒険者生活
7.突然な出会い
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期的に連絡をしていた。情報の確認の結果報告、更なる情報の報告。
なんていうか、ゲームとかでよくある、冒険者が依頼を受ける、っていうのを素でしているみたいだ。……まあ、ここもゲームの中なんだけどね。
そんなこんなで、あたしたちはまさしく日々を《冒険》しながら過ごしていた。
あたしたちが今居るのは《ホルンカ》という小さな村のそばの森の中。
ここ三日間、あたしたちは《森の秘薬》というクエストをしていた。内容は《リトルネペント》という歩行植物型モンスターを倒しまくって、すっごい低い確率で出る《リトルネペントの胚珠》をゲットすること。なんでも強い片手剣が報酬として貰えるらしい。片手剣を使うあたしとチマは「これは手に入れなければ」と二人でそのクエを受けた。
でも既にこのクエの情報は出回っているらしく、数PTが同じようにそのクエを受けて、モンスターを倒しまくっていた。
二日間、モンスターの取り合いで窮屈な思いをしていたんだけど、三日目以降になって目に見えてプレイヤーが減っていた。
疑問に思ったけど、それより人が減った嬉しさの方が強かった。しかも運の良いことに、その日のうちにあたしもチマもクエストを達成することが出来た。……でも、喜ぶあたしたちに残った、突然プレイヤーが減った疑問。その疑問は、翌日にきたアルゴさんからのメッセージで解決した。
『おーイ、今どこにいル? もうボス戦、終わっちゃったヨ〜』
――は?
『いヤ〜、すっかりキミらが居ないの忘れてたヨー。あっはっハ』
――え……え、えええええ!?
その知らせを受けたあたしたちは、急いでトールバーナに向かったけど、そこにはアルゴさんの姿は無く、ボス戦を終えて一層迷宮区から出てきたプレイヤーばかりだった。
――せっかくボス戦のために鍛えてきたのにぃ……。
うーん。なんか不完全燃焼だ。
こうして、ボス戦に参加しないまま、あたしたちの第一層の冒険は終了したのだった。
ちゃんちゃん。
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