暁 〜小説投稿サイト〜
SAO 〜冷厳なる槍使い〜
SAO編
第一章  冒険者生活
7.突然な出会い
[11/11]

[8]前話 [9] 最初 [1]後書き [2]次話
期的に連絡をしていた。情報の確認の結果報告、更なる情報の報告。
 なんていうか、ゲームとかでよくある、冒険者が依頼を受ける、っていうのを素でしているみたいだ。……まあ、ここもゲームの中なんだけどね。

 そんなこんなで、あたしたちはまさしく日々を《冒険》しながら過ごしていた。
 あたしたちが今居るのは《ホルンカ》という小さな村のそばの森の中。
 ここ三日間、あたしたちは《森の秘薬》というクエストをしていた。内容は《リトルネペント》という歩行植物型モンスターを倒しまくって、すっごい低い確率で出る《リトルネペントの胚珠》をゲットすること。なんでも強い片手剣が報酬として貰えるらしい。片手剣を使うあたしとチマは「これは手に入れなければ」と二人でそのクエを受けた。
 でも既にこのクエの情報は出回っているらしく、数PTが同じようにそのクエを受けて、モンスターを倒しまくっていた。
 二日間、モンスターの取り合いで窮屈な思いをしていたんだけど、三日目以降になって目に見えてプレイヤーが減っていた。
 疑問に思ったけど、それより人が減った嬉しさの方が強かった。しかも運の良いことに、その日のうちにあたしもチマもクエストを達成することが出来た。……でも、喜ぶあたしたちに残った、突然プレイヤーが減った疑問。その疑問は、翌日にきたアルゴさんからのメッセージで解決した。

『おーイ、今どこにいル? もうボス戦、終わっちゃったヨ〜』

 ――は?

『いヤ〜、すっかりキミらが居ないの忘れてたヨー。あっはっハ』

 ――え……え、えええええ!?

 その知らせを受けたあたしたちは、急いでトールバーナに向かったけど、そこにはアルゴさんの姿は無く、ボス戦を終えて一層迷宮区から出てきたプレイヤーばかりだった。

 ――せっかくボス戦のために鍛えてきたのにぃ……。

 うーん。なんか不完全燃焼だ。
 こうして、ボス戦に参加しないまま、あたしたちの第一層の冒険は終了したのだった。

 ちゃんちゃん。

[8]前話 [9] 最初 [1]後書き [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ