第十八話 停止教室のヴァンパイア
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入るのはいいのだけれど、いつになったら正体を表すのかしら?堕天使さん」
「・・・・・・え?」
「そうだな。そろそろ名乗るとするか、赤龍帝、それとスキマのお嬢ちゃん」
「・・・・・・あんた、誰だ?」
男はニヒルに笑いながら、名乗った。
「ーーアザゼル。堕天使どもの総督、まあ頭をやっている。宜しくな、赤龍帝の兵藤一誠、スキマの八雲紫」
背中から十二の漆黒の、闇のような黒い翼が展開される。
情報の早い奴だ。ていうか、スキマ覚えてたのかよ。
「ついで、嬢ちゃんの能力、今度こそ教えてくれよ」
「イヤよ」
即答
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「冗談じゃないわ」
「なにがよ。契約相手としてはいい方よ」
確かに堕天使が契約相手なのは問題があるかもしれないが、払いはいいんだ。敵意も無いんだし、友好的にいけばいいものを。
時は夏。暑い季節である。半袖ってなれないんだよね。
「なにを言っているのよ紫。堕天使よ?営業妨害に決まっているじゃない。確かに悪魔、堕天使、天使の三竦みのトップの会談がこの町で執り行われるとはいえ、堕天使の総督が私の縄張りに侵入していたのよ!?しかも私の可愛いイッセーにまで手を出そうとしたのよ!万死に値するわ!」
「あなたが一誠を大事に思っていることは知っているわよ。けど、あっちは面白いから接触しただけだと思うわよ?」
「アザゼルは神器に強い興味を持つと聞いているのよ!?私のイッセーがブーステッド・ギアを持っているから接触してきたのよ!あなたの神器だって興味を持たれている可能性もあるのよ!?大丈夫よ、イッセー。私がイッセーを絶対に守ってあげるから」
「既に興味を持たれているわよ」
俺は守らんのかい。まあ、最初から守ってもらおうとは思っていないが。一誠が大事なのはわかるが、私の私のうるさい。リアスは自分の所有物を他人に触られたりするのを酷く嫌うタイプだ。単純に言えば独占欲が強い。
「・・・やっぱ、俺と紫さんの神器をアザゼルは狙っているのかな。神器に強い興味があるんだろ?」
「確かに、アザゼルは神器に造詣が深いと聞くね。そして、有能な神器所持者を集めているとも聞く」
俺も一応有能な神器所持者なのかねぇ。
「でも、大丈夫だよ。僕がイッセー君を守るからね」
わー。全国の腐女子が大興奮な告白(?)ですよー。おえぇぇぇぇぇ。吐きそう。
「
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