ストライカーズ編!
本物を教えてあげる
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塞ぎ、自分に言い聞かせるように叫ぶ。
そしてわたしをキッと睨みつける。
「おとなしくコッチにくれば、その情報をもっと詳しく調べられる。ソッチにいても、真実は見つけられないよ」
情報自体はスカリエッティが調べてくれるかもしれないけど、きっとそれはスカリエッティが改造した偽物の情報だと思うからね。
本当のことは絶対にわからない。
「それ・・・は・・・そんなこと、わかってた・・・わかってたけど、そんなことを認めるわけいかねぇだろ!ここまで育ててくれたはドクターなんだ!だから、だからオレたちは・・・!」
「わたしの友達の二人は、ずっとあるものをかけて戦っていた。そしてその決着をつけるため、全てをかけて全力で戦った。ねえ、同じようにわたしたちも賭けよ?わたしが勝ったら素直にコッチにつく。負けたらキミの望むことをなんでも叶えてあげる」
ただし、人権に関するもの以外!
その言葉に夏希はなにか考えるように目を瞑る。
「一発勝負。どんな攻撃でも先に入れたほうが勝ち」
数秒後に出た答えがそれだった。
つまり、勝った方の言うことを聞く、ということ。
「おっけー。なら・・・レフェリア、セットアップ!」
イヤリングの状態にしてあるレフェリアに軽く触れ、バリアジャケットを装着する。
そして杖の形をしたレフェリアを強く握り締めた。
「先制は大事ってよくいうよ・・・ねッ!」
わたしは魔法を放つまでのタイムラグが最も少ない不意打ち程度の魔法を放つ。
しかしそれは夏希にとって予想の範囲内かのように簡単に打ち消される。
一筋縄でいかないことは流石に戦う前からわかっていたこと。
休む暇を与えないとばかりに威力の小さい物を連続して放ち続ける。
最初は自らの周りに無造作に魔力を放って打ち消していた夏希だが、いつまでも続けていると魔力が尽きてしまう。
夏希はメガネを外し、腰に下げていた日本刀を構える。
すると魔力を出すのを一度やめ、今度は日本刀に魔力を流し始めた。
その姿はだいぶ昔に陽龍がやっていた行動と少し似ている。
杖とは違う形になったヤミに炎を纏わせて攻撃する。
あの時は予想していない行動だったから驚いたが、今回の夏希の行動は陽龍と似たようなものだと予想がついているから、その分対策も立てやすい。
現在予想できるのは三つ。
近接戦闘に持ち込んで魔力コーティングした日本刀で攻撃する。
日本刀は悪魔でも媒体で、遠距離から魔力を放ってくる。
魔力をブースターとして利用し、そのまま日本刀で攻撃してくる。
わたしの攻撃手段は主に遠距離で、威力の大きいものはその分溜めが大きい。
溜めを少なくすることもできるが、そうすると今度は威力が心もとないもの。
だからわたしができることは、警戒しつつ今のうちから魔力を貯め
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