暁 〜小説投稿サイト〜
Hidamari Driver 〜輝きのゆのっち〜
ゆののシルシ
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[9] 最初
(けんらんごうか)なドレス。何よりも圧倒的な輝きを見せるその装いは、まさに絵画美少女と称するに相応(ふさわ)しかった。
「――ミヤ=チャーン!」
 少女の叫びに呼応するように、邪悪一辺倒だった空間の一部に亀裂が生じ、まるでガラスが割れるような音と共に巨大な穴が開く。そして、そこから現れたのは、美しい金色の髪を(なび)かせる少女を(かたど)ったロボットだった。



「――ってのはどうかな、沙英(さえ)さん」
「ダメに、決まってるだろ―――――!」
 やまぶき高校と道路を挟んで向い合せに建つひだまり荘。その102号室から、小説のネタに行き詰ったという沙英と、それを聞きつけてやって来た宮子(みやこ)の声が木霊する。

 ――今日も、ひだまり荘は平和である。

[9] 最初


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