第五幕その十
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顔を明るくさせてその人に言いました。
「オズの魔法使いさんですね」
「うん、そうだよ」
魔法使いと言われたお年寄りはにこりと笑って恵梨香に答えました。見れば魔法使いの傍には木挽きの馬がいます。
「オズマからお話は聞いているよ、君もわしやドロシーと同じだね」
「はい、あちらの世界から来ました」
「そうだね。けれど君はアメリカ人なのかな」
「日本人です」
恵梨香はにこりと笑って魔法使いにもこう言いました。
「その国から来ました」
「日本、カルフォルニアからずっと遠くにある島国だね」
「はい、そうです」
「何度かこっちから遊びに行っているよ」
「魔法使いさんもですか」
「そうだよ、それで日本のあちこちも観光に行っているけれど」
「どうでしたか?日本は」
恵梨香は魔法使いの言葉に目を輝かせて問い返しました、自分の国に何度も遊びに行ってくれていると聞いてです。
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