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時空を渡る精霊
響きあう心
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ぶ。
そして限られた時間の中で会話する事になったが、まずフェイトはエミルと話したいと言い二人で会話をする。

「エミル……ありがとう。私達に時間をくれて……」

「その様子じゃ、後悔はしなかったみたいだな」

「うん……たくさん、たくさん話したよ。最後の最後まで、いっぱい……」

フェイトは母とアリシアと再会した。
エミルはフェイト達を再会させはしたが、フェイトが何を話したかは知らない。
しかし、フェイトの顔を見て察する事はできた。

「そうか……」

「本当に……ありがとう。エミル……」

一筋の涙が零れ落ちるが、フェイトは笑っていた。
エミルはその表情を見て微かに微笑んだ。

その後、なのはとフェイトは友達になり互いの髪紐を交換して、お互いに別れを惜しんだ。

そして、別れの時は訪れる。

「じゃあな」

「うん、じゃあね」

交わす言葉は少なくとも、それには思いがこもっている。
それは、小さくとも確かな絆。
響きあう心。

「さあ、帰るぞ。なのは、ユーノ」

「「うん」」

また、道は交差する。
きっと、また……




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