暁 〜小説投稿サイト〜
ソードアート・オンライン handle a system
30世界の種子
[2/2]
[8]
前話
[9]
前
最初
[1]
後書き
[2]
次話
扱ってくれるんだが扱ってくれないのはこいつだけだ。………てかALO のアバター見せたらこいつ完全に女だと思ってしまうな。何がなんでもバレるわけにはいかない。
「そうそうこれリュウヘイちゃんが寝てる間に完結したんだよ」
そう言って手渡してきたのは今も人気を誇っている海賊漫画。俺もよく読んでた。SAO からかえって来た後は色々あってまだ読めてない。今日やっと区切りがつくからなんとか読めると思ってたけどまさか終わってたなんてな……忍者の漫画や魔導士の漫画も結構前に終わってたけどやっぱり人気作品が終わるのってなんか寂しいな……
「リュウヘイちゃんにこれ全部あげるから付き合ってよ」
「やだ」
「そんなこと言わずにね?」
こいついつもならここで諦めるのに食いついてきやがった!!その後俺は空也から必死に逃げ回り結局パーティにいけなかった。その腹いせに警察の前でストーカー扱いしたのはまた別の話
ダイシーカフェでのパーティが終わって私はALO のなかにいる。あのパーティに私は馴染めなかった。リュウヤも来なかった。しばらく上に向かって飛んでいくとなにかに弾かれ私の体は地面に向かって落ち始める。飛行限界高度だ。落ちていく私の体を誰かが受け止めてくれた。リュウヤだ。
「どうしたんだ?スグ?よかったら相談に乗るぞ」
「私にはあの城の記憶がないだから私あのパーティに誘われても断ったら……」
「あの城の記憶なんて俺もねぇよずっと攻略組として戦い続けてきた和人やアスナみたいに途中で最前線を離れたことなかったからな」
そんな話をしていると突然金のおとが鳴り出した。そして私達の頭上を照らしていた月の光がなにかに遮られる。あれは……
「浮遊城アインクラッド?!」
何度か見たことある。だから間違いない。
「おーいいちゃついてないでいくぞ」
後ろからはクラインさんを始めサチさんやシリカちゃん、リズさんにブラットナイトのみんながあの城に向かってる。
「リュウヤ、スグいくぞ」
お兄ちゃんとアスナさんもあの城に向かってる。
「あの城の記憶なんて必要か?」
そう言われて今まで事を思い出す。確かにゲームのなかではみんなのリアルは分からない。
「………だスグ……」
「え?」
「なんでもねぇよいくぞ」
そういったリュウヤの顔は少し赤かった。私はリュウヤと共にアインクラッドに向かう。私たちは少しずつ二年間の空白を埋めていくんだ。そしていつか私の気持ちにも決着をつけたい。
[8]
前話
[9]
前
最初
[1]
後書き
[2]
次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]
違反報告を行う
[6]
しおりを挿む
しおりを解除
[7]
小説案内ページ
[0]
目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約
/
プライバシーポリシー
利用マニュアル
/
ヘルプ
/
ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ