閑話 双紫異変U
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「大丈夫?痛いところない?」
ええええ〜。殺されかけた相手に心配されるってのも・・・・・・まあ、美少女だからいいや。可愛いは正義。
「いや、痛いところはないさ。疲労が凄まじいだけだ。もっと休ませて」
「うん!」
パンパン。
あの〜。なんで膝枕を勧めてくるの?そんな恐れ多いことはできないので、俺はその辺の壁を背もたれにして休む。
「むぅ〜」
むくれないでよ。可愛いじゃん。思わずそっち(ロリコン)に目覚めそうだよ。
「あら、生き残ったのね」
「・・・・・・咲夜さん」
扉が開かれ入ってきたのは、メイド長だった。
「客にこの対応はないだろう?」
「言ったでしょう?妹様の遊び相手になってくださいと」
「遊び相手?殺されかけたよ。もう少し手加減を教えとけ」
全く。実は薬盛ったんじゃねぇだろうな?
「ほらね、咲夜。私の言った通り生き残ったでしょう?」
と、咲夜の後ろからカリスマのあるロリっ子がいた。
「はじめまして。私が紅魔館の主、レミリア・スカーレットよ」
来ました、おぜう様。
「スカーレット?フランさんの姉妹ですか?」
「ええ、姉よ」
まあ、知ってたけどさ。カリスマすげぇ。やっぱ『うー☆』がなければカリスマ性溢れる吸血鬼ですよ。背伸びしている感があるのは仕方ないが。
「なんか、俺が死なないことがわかっていたみたいな言い草ですね」
「ええ。あなたの運命を見たのよ。それで死なないとわかっていたから」
レミリアの『運命を操る程度の能力』はレミリアの周りにいる人が数奇な運命を辿るようになる能力だったり運命を見たりする能力だったっけ?もう少し有効活用したら?
「はあ、運命ですか」
「ええ。そうよ」
無い胸を張るレミリア。止めろ。悲しくなってくる。
にしても、今回の幻想郷は殺伐としてたな。
「そうですか。俺の名前はエンと言います。すみませんが、疲れているので休んでもいいですか?」
「あらそう。じゃあ、気が済むまで休みなさい」
了解をとってから、俺は目を瞑り眠る。そして、俺が眠った数分後、俺は光となって消えていった。
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「うぅ〜ん」
暑苦しさを感じたため、俺は起きた。周りを確認って何度目だよ。まあ兎に角確認すると、幽々子と籃に抱きつかれていた。暑いわけだ。余りの暑さに寝巻きの着物がはだけてるじゃねえか。
「数奇な運命を辿るって言うのは眉唾物じゃなさそうね・・・・」
夢の中で精一杯体を動かしたお陰
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