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緊急クエスト!天竜の特濃液を採取せよ!
第4章
クエスト達成?
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、これって…もしかして…愛液!」
もしかしなくてもそうだった。
異性であるグレイの見ている前で着替えるという行為が、
ウェンディの体自身も熱く火照らせていたのであった。
ウェ「ううっ…グレイさん…結局、全部見てたじゃないですか…」
ウェンディはそう言って、顔を耳まで真っ赤にすると恥ずかしそうにうつむいてしまった。
そのウェンディの可愛らしい様子を見ながら、グレイは思った。
グレイ「(あれ…? 先にワンピースを着てからパンツを履けばよかったんじゃあ…)」
ウェ「えっ…!?あっ…きゃううっ…」
その指摘に気づいた、ウェンディはますます顔を赤くした
ウェンディが着替えてしばらくすると、エルザがやってきた。
エルザ「ウェンディ!検査の結果どこも異常なかったらしいからな、
もうギルドに帰っても良いそうだ。」
ウェンディ「それより、エルザさん…大変です!グレイさんが…グレイさんが…」
ウェンディは、グレイの精神が自分と伝えようとした。
しかしエルザから返ってきた言葉は、二人が予想しなかったものであった。
エルザ「グレイ…?知らない名前だな…誰だそいつは?」
ウェ「えっ…エルザさん、グレイさんのこと覚えてないんですか?」
エルザ「おい、ウェンディ…からかうのは止せ。そんな名前聞いたことも無い。」
グレイ「(ちっ…ウェンディ…どうやらギルドの奴らは、
俺に関する記憶が全部無かったことになってるらしいな。)」
ウェ「そ、そんな…じゃあどうやって元に戻るんですか?」
グレイ「(わからねぇ…ただしばらくはこのままかも知れねえな…)」
グレイの諦めきった声が、ウェンディの頭の中に響いた。
それからしばらくしてある日のクエストの光景…
ナツとルーシィそれにエルザ、ハッピー、シャルルは巨大な魔獣の討伐に来ていた。
エルザ「向こうに追い込め!」
ナツ「ウェンディ!そっちに追い込んだぞ!後は頼む。」
ルーシィ「お願い!ウェンディ…」
ナツたちに追い込まれた巨大な、三つ首の犬がウェンディに襲い掛かった。
ウェ「はい、わかりました!天凍竜の咆哮!」
ゴオオオオオオオオオッツ!
と、いう音と共に見る見るうちにゾウ以上の体躯を持つ、魔獣が凍り付いてバラバラになった。
ハッピー「さすが、ウェンディ!いま一番、S級魔導師に近いっていわれるだけあるね。」
シャルル「本当にね…でもウェンディいつからあんなに氷の造形魔法が使えるようになったのかしら?」
そんな彼らの会話を聞きながら、ウェンディは頭の中でグレイと話をする。
グレイ「(よっしゃあ!ウェンディやったな。)」
ウェ「(は、はい!でも出来ればこんな生活は、早く終わって欲しいです。)」
結局あれから何も分からずじまいで、ウェンディとグレイは奇妙な同居を続けていた。
しかし
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