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緊急クエスト!天竜の特濃液を採取せよ!
第1章
ウェンディの愛液を集めろ!
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いって立ち上がったが、グレイの足はおぼつかない。
そんな彼の前に、ウェンディが現れた。
ウェ「グレイさん、大丈夫ですか?無理はよくないですよ。私が天空魔法を掛けてあげましょうか?」
グレイ「あ…ああ、遠慮しとくぜ。寝れば良くなる。」
そういってグレイはウェンディの前から逃げるように走り去った。
ウェンディの前から逃げるように去ってきたグレイは、自宅に戻っていた。
グレイ「ハア…ハア…チクショウ!」
グレイはフラフラになりながらドアをあけるとベッドに倒れこんだ。
体調が悪い原因は、あのおかしなクエストしか考えられなかった。
グレイはベッドの上においてあった、あの小瓶を手に取ると、じっとそれを見つめる。
グレイ「女性の滅竜魔導師の愛液を集めろだって…冗談じゃねえ!
俺が知ってる女性の滅竜魔導師っていったら、ウェンディだけじゃねえか…」
グレイはそうビンに語りかけるようにつぶやく。
しかし言葉を終えるか終えないかのうちに、グレイを更なる苦しみが襲った。
グレイ「うぐっ…ぐはああっ…ゲホッ、ゲホッ…」
激しく咳き込んだグレイの口からは大量の血が流れ出していた。
グレイ「クソっ!やるしかねえのか?」
そう言うとグレイは手にしたビンを握り締める。
するといままで苦しかったグレイの体が、嘘のように楽になった。
グレイ「クエストをちゃんと成功させれば、呪いが解けるんだろうな?」
その言葉を聞いたビンは、それに答えるかのように鳴動した。
グレイ「ハァ…ハァ…わかった!仕方ねぇ…やってやるぜ!」
グレイはそう言うと、ビンを握り締めて家を飛び出していた。
と、ドアを開けた先でグレイは何かに勢いよくぶつかった。
ウェ「ひゃうううっ!」
グレイ「ウ、ウェンディ!?」
そこにいたのはそこにいたのは、ウェンディだった。
予想もしていなかった事態に、グレイは驚いている。
ウェ「あ、あの…やっぱり、グレイさん…体調悪そうだったから…
ギルドでお家の場所を聞いて来ちゃいました。」
ウェンディはそういうと少しはにかんだ様子で、グレイに向かって二コリと微笑んだ。
グレイ「そ、そうか…わりぃな!じゃあ、入ってくれ。」
ウェ「はい!おじゃまします〜。」
グレイはドアを開けるとウェンディを家の中に引き入れた。
ウェ「うわぁ…グレイさんのお家って、結構広いんですね…」
寮で暮らしているせいか、ウェンディは一人暮らしには少し広いぐらいの、
グレイの家のリビングを見て感激している。
しかし、しばらくすると治療をしに来たことを思い出したようだ。
ウェ「あっ…じゃあ、治療しますのでグレイさん、ソファに横になってください。」
グレイ「お…おう!わかった。」
本当はウェンディの愛液を集めることを決意した時に、
体の調子はだいぶ良くなっ
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