第1章
ウェンディの愛液を集めろ!
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ようとした。
しかしビンを割ろうとした瞬間グレイの胸に、猛烈な痛みが走った。
グレイ「グハッ!?」
グレイは思わず床に倒れこんでしまう。
手にしているビンを見ると、いつのまにか表面が赤い光を発しており、
何かを警告するように点滅を繰り返していた。
グレイ「ハァ…ハァ…畜生!どうなってやがる!」
ようやく胸の痛みが治まったグレイは、思わず悪態をつく。
胸の痛みが引くのに合わせてビンの発する光の色は、赤から青に戻っていった。
グレイ「ヘッ…どうやら呪いがかかってるって言う話は本当らしいな。」
そう言うとグレイは、よろよろと立ち上がるとカウンターに座った。
そしてグレイは、今からどうすればよいのかを考え始めた。
グレイ「(参ったぜ…しゃあねえ、レビィに見てもらうか。)」
そういって魔法に詳しい、レビィに見てもらおうと辺りを見回すが、姿が見当たらない。
グレイ「チッ…ついてねぇぜ、まったく…」
そういうとカウンターで酒を注文して飲み始めた。
しばらく1人で飲み続けていたグレイだったが、ふとワカバとマカオの話が聞こえてきた。
ワカバ「おう、マカオ!そういえば、最近マグノリアでウワサになっている、
呪いのクエストって言う話を知ってるか?」
マカオ「呪いのクエスト?なんだそりゃ?」
ワカバ「ああ、最近マグノリアのギルドでクエストボードに、
おかしな依頼が貼ってあるらしいんだよ。
何がおかしいって、その依頼書は最初は白紙なんだが、
誰かが依頼書を手にすると依頼内容が浮かび上がるらしい。
それでクエストに失敗すると、そのクエストを受注した奴に呪いが降りかかるらしい…」
マカオ「そんな、バカな。単なるウワサだろ?」
ワカバ「いや、それがどうやら本当らしい…つい1週間前にも他のギルドで依頼を受けた奴が、一人死んだらしい…今評議員が詳しく調査してるらしいぜ。」
マカオ「マジかよ!やべぇな…」
その話を聞いていたグレイは見る見る血の気が引いていった。
ミラ「あらグレイ、どうしたの?顔色が悪いみたいだけど?」
ミラジェーンが心配そうにグレイの顔を覗き込む。
グレイ「いや、なんでもねえ。(何びびってんだよ…所詮ウワサじゃねえか!)」
そういうとグレイは金をカウンターに置くと、ギルドを後にした。
家への帰り道グレイは一人で考えていた。
グレイ「(どうせ、誰かのイタズラだ…気にしなくてもいいよな。)」
そう結論付けたグレイはクエストの内容を無視することにした。
しかしそれから1週間後――
ルーシィ「うわっ!グレイ、大丈夫?すごくやつれてるんだけど…」
ハッピー「本当だ!グレイ顔色もよくないよ。」
グレイは1週間前と比べ、明らかに体調を崩していた。
グレイ「ハァ…ああ、少し風引いただけだ。心配すんなよ…」
そう
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