暁 〜小説投稿サイト〜
転生とらぶる
スーパーロボット大戦OG外伝
0552話
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同時に、俺の言葉に従ったR-3パワードもまた機体を傾かせていた。そして一瞬前まで俺達の機体があった場所を通り抜けていくビーム……いや、違うな。水、か。

「何、あれ。水?」

 R-3パワードの方でも今の攻撃を解析したのだろう。思わずといった様子で呟く。

「らしいな。さて、あの武器から考えて射撃戦で完封できると思っていたんだが……まぁ、しょうがない。アヤ、俺が前に出るからお前は後ろから援護を」
「ちょっと待って。そのニーズヘッグ? のような小型機であの敵と近接戦闘を行うつもり? 確かに私の機体は近接戦闘向きじゃないけど、それでもまだ私が前衛に出た方が……」

 本来相容れぬ存在である俺へと向け、心配そうな声を掛けてくるアヤ。やっぱり基本的には優しい性格をしているんだよな。あるいは、俺の中にアヤの念動力が存在しているというのも関係あるのかもしれないが。

「任せろ。さっきもムウに言ったが、俺はアクセル・アルマー。シャドウミラーの武力の象徴だぞ? あの程度の相手にどうにかなる程弱くはない」
「けど……」
「あー、そうだな。じゃあ、こうするか。もし俺が奴を相手に近接戦闘でダメージを負わずにこの戦闘を勝ち残ったら、俺と一晩共にするとか」
「ちょっ! いきなり何を!?」

 からかうように告げると、顔を真っ赤にするアヤ。

「ほら、アインスト空間での約束もあっただろう? それを踏まえてだな」
「ばっ、馬鹿を言ってないで、やるならさっさと行きなさい! 全く……」
「その調子だ。援護は任せたぞ」

 アヤへとそう告げ、ツイン・ドライブに念動力を流し込むのだった。
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