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転生とらぶる
スーパーロボット大戦OG外伝
0552話
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ろ俺の為だけに作られた、シャドウミラーの技術全てが詰まっているフラッグシップだからな。この程度の性能は当然だ」
「……その為に犠牲になったのは主にマオ社なんだが」
「さて、その件については取りあえずスルーしておくって話になった筈だが?」
「まぁ、そうだけどよ。さて、俺は取り合えず前線に出るとするかね。こんな距離を離れた場所で戦闘しているようじゃ超闘士の名が泣くし」
「いいのか? 俺達の監視も一応お前の役目なんだろう?」
「はっ、代わりが来たからいいのさ。じゃあなっ!」

 そう叫び、瞬時にウィングガストへと変形するとそのまま前線へと突っ込み、スパイラル・アタックでイェッツトグリードの蔦を千切って行く。
 そしてグルンガストと入れ替わるようにしてニーズヘッグの隣へと降り立ったのは、赤を基調としたどこか戦闘機染みた機体。R-3パワードだった。

「へぇ、今度はお前がこっちに来たか」
「……ええ。元々私の機体は遠距離戦闘や指揮管制用の機体だから。……貴方ともゆっくりと話をしてみたいと思っていたしね」
「話、ねぇ。お前達が知りたがっていた、俺が既に念動力を使える理由についてはもう話したと思うが?」
「……そうね。私が脳みその標本に近い状態になっていたというのは、嬉しく無いけど……」

 さすがに平行世界とは言っても、自分自身の脳みそが標本にされていると言われればそれなりにショックだったのだろう。どこか落ち込んだ様子で呟くアヤ。
 ……原作でのイングラムとの絡みでも感じたが、やっぱり基本的には打たれ弱いんだよな。だが、このままショックを受けた状態でSRXチームがいざという時に使いものにならなくなったりしたら困る。一応フォローしておくか。

「確かに平行世界での出来事とは言っても、自分の行く末を聞いてショックを受けるのは分かる。だが、最終的にはその枷から解き放たれて、俺に吸収。つまりは俺とお前は1つになったようなものだ。確かに幸福な最期とはいかないが、救いも何も無い状態よりはマシだったとは思わないか?」
「……え? 貴方と一緒になった?」
「ああ。向こうの世界のお前は今も尚、俺の中で生き続けている。正真正銘に俺と1つになったんだ。いつ、いかなる時も俺が共にいる。それこそ、死ぬまで……いや、死んでも俺とお前は永遠に1つになっているんだからな」
「ちょっ、いきなり何を!?」

 何故かいきなり顔を赤く染めるアヤ。そのまま顔を小さく振り、緑のショートカットの髪が揺れている。

「ん? どうしたんだ? ……もしかして何か念動力で感じ取ったのか!?」
「え? ちょっ、別に私は……」

 俺の言葉に何かを言い掛けるアヤ。
 だが、それに構わずに俺もまたT-LINKシステムを通して周囲の様子を探り……違和感を見つける。こちらへ
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