第42話。変人と変人。
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流行ってるのってそのせい?」
「お?なんか知ってるん?」
「・・・・坂のある洋館に、地下帝国があるらしい。」
お前ん家か・・・・
「残念やなシッキー。・・もう手遅れや。」
「手遅れ!?」
「俺の予想ではアンバー・グランドと化してるわ」
「アンバー?・・・・琥珀?ハハハ、まさかー」
「ハッハッハッハッハ」
「アハッハッハッハッハ。・・・・噂とか関係なく、ありえそうで笑えないよ。」
ご愁傷さまです。
「さて、俺らホテルのチェックインがあるからそろそろ行くで?」
「え?晋吾ホテルに泊まるの?」
「泊まらんと野宿になるやろが。」
「・・晋吾。よかったらだけど、うち泊まってく?」
「ほ?マジで?それは助かるねんけど、妹さん許してくれるん?」
「・・・・事情を伝えれば大丈夫だよ多分。きっと。余ってる部屋もいっぱいあるし。」
まぁ、なんだかんだ言って妹様は、シッキーLOVEだから、頼んだら泊めてくれるか。
「ほんじゃ、泊めてもらおうかのぉ」
「それじゃ、行こう。実は門限を軽く過ぎてて急いでたんだ。」
「そう言えばそうだったの。」
晋吾が時間を確認すると、もう9時40分になろうとしていた。
「・・・・けんど、後ろの奴が話したそうにしてるんやけどなぁ。どないする?」
「後ろ?」
志貴は後ろを振り向く。
「アレ??」
「今日は遠慮しとくわ。シッキー急いでるみたいやし。」
「悪いのぉ。そうさせてもらうわ。」
「つうかシッキーこんな時間まで何してたん?」
「あれや。噂の真相を摘むんだ!って活き込んでたとか」
「あ〜たしかそんなんやったね」
「え?え?え?」
晋吾Aと晋吾Bが現れた!志貴は混乱している!!
「晋吾が二人!?」
そう志貴は二人の晋吾に挟まれて会話をされていたのだ。
「そう言えば、自分のせいでさっちんに犯人扱いされたわ。」
「そら俺のせいやないやろ。自分がケースをしっかり持っとらんのがわるいんやろ」
「やっぱあれなんか?俺の不安的なやつか?」
「まぁ、一応な。心当たりは?」
「あるに決まっとるやろ。せやけど不安とか、柄に合わへんな」
「俺が不安とか言っても、誰も信じてくれそうにないわな」
「ホンマや。」
「俺、不安でたまらないんだ。」
「ウソツケー」
「ホンマやって」
しゃべる度にアワアワする志貴。実はこいつら、シッキーの反応を楽しんでいる。
「しかし思った通りやな。しゃべれるやないか俺。」
「当たり前やないか。しゃべれない俺なんか俺やあらへん」
「確かに。」
「まぁ、ぶっちゃけ。こうやって、うだうだと話すの実は辛い
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