暁 〜小説投稿サイト〜
魔法少女リリカルなのは 〜優しき仮面をつけし破壊者〜
オリジナルストーリー 目覚める破壊者
54話:現実となる悪夢
[3/8]
[8]
前話
[1]
次
[9]
前
最後
最初
[2]
次話
こんな時に…」
「ん?どうした士?」
「…いや、なんでもない」
こちらをチラ見していたヴィータが、俺の異変に気づいて声をかけてきた。俺はそれに対して、ヴィータから目を反らしながら答えた。
やっぱ俺の気のせいか?でも変な感覚は抜けないし……
「にしても、なんの反応もないな」
「そうだな。隊の他の奴らからの連絡もねぇし…」
「ま、周囲に反応がなければ今度は遺跡の中に行くだけのこと―――」
〈マスター!周囲から未確認反応を確認!〉
「「「っ!?」」」
ヴィータと会話をしていると、突如トリスが警告をしてきた。
それを受けてすぐに周囲を見渡す。そこにはどこかの光を反射させている、銀色のボディーの何かだった。足は六本あり、ボディーと同じ銀色の二枚羽を持つ、まるで虫のような姿だった。
「なんじゃありゃ?」
「それがわかれば“未確認”なんて言わねぇだろ」
「それもそうだな」
ヴィータは俺の疑問に答え、自らの相棒を手にし構えた。俺も手首にあるトリスに触れ、ディケイドライバーへ変える。
「…なのは」
「?何、士君?」
俺はディケイドライバーを腹に当て、腰にベルトを装着ながら、後ろにいるなのはに声をかけた。
「…無理は、するなよ」
「……うん、わかった」
なのはもレイジングハートを手に取り、構える。その表情は、しっかり引き締まっていた。
「…行くぞ、トリス」
〈 All right. 〉
〈 KAMEN RIDE・BLADE 〉
俺がベルトにカードを装填し発動するのとほぼ同時に、奴らがこちらに向けて動き出した。
それを見たなのはとヴィータは空へ飛び、俺は前に出現したオリハルコンエレメントに向けて走り出す。それをくぐり、ブレイドへと変身した後、ライドブッカーをソードモードへ切り替えて、向かってくる機械昆虫(仮名)を斬りつけた。
「はぁああっ!」
剣を使った技を中心として、途中で蹴りや裏拳などを織り交ぜながら蹴りらしていく。
「(にしても、数が多い…三人でならやれるが、他の隊員の方は大丈夫なのか?)トリス、他の奴らとの連絡は?」
〈やっていますが、何処も応答がなく…〉
「他の皆も奴らと交戦中と考えた方が妥当だな」
となると、さっさとここらの奴らを蹴散らして、他のフォローに行かなければ…
「ぐっ、であぁっ!」
目の前にいる機械昆虫が振り上げた鎌をライドブッカーで受け止め、弾き返してから斬りつける。
さらに周りに集まってきた二、三体を斬ったり刺したりして後退する。四体はそれぞれ火花を散らして、爆発した。
だがそれでも新たな機械昆虫がやってきて、正直キリがない。
「ちぃっ!」
近づいてきた一体をすれ違いざまに斬りつけ、その後カー
[8]
前話
[1]
次
[9]
前
最後
最初
[2]
次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]
違反報告を行う
[6]
しおりを挿む
しおりを解除
[7]
小説案内ページ
[0]
目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約
/
プライバシーポリシー
利用マニュアル
/
ヘルプ
/
ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ