微笑みのホワイトデー
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ように顔を輝かせました。
しかし何か声を出そうとすると、つかえたようにどもってしまいます。そのまどろっこしさは、傍から見ていた私ですらイライラする位でした。
「ええっと、私です」
男は捻り出す様にそう言うと、目をぎゅっと瞑りました。あの女は男のことを知らないのか、キョトンとしています。
そして男はゆっくり目を開けると、にっこり微笑みました。
まるで楽園の中にでもいるように、にっこり微笑みました。
今日は素敵なホワイトデー。バレンタインデーに受け取った愛を、こっそりちょっと水増しして返す日。
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