暁 〜小説投稿サイト〜
神の子は世界を巡る《緋弾編》
〜第1部『原作前』〜
第U章 イ・ウー
第012弾 「冥土」
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き、そして今この目で見て確信しました。リサの主はこのかたを置いて他は無いと、コウヤ様が宜しければこの身をあなた様のお側に置かせてください」

リサは真剣な眼差しで、俺に告げる。

「ああ、勿論」

眼に溜まっていた涙をその綺麗な瞳から次々とこぼし始めた。
そして顔の下で手のひらを組、俺を見上げながら言う。

「遠野コウヤ様。リサのご主人様。リサは、ご主人様を元気づける妹になります。慈しむ姉になります。お母様にもなれるよう、努めます。ご主人様の身の回りのお世話はみんなリサがしてさしあげます。メイドの身分は忘れませんが、ご主人様の家族の一員になれるよう頑張ります。だから、どうかリサと一緒の時はーーー家族と一緒に居るように、くつろいでおすごし下さいませ。今からこの身の全て、頭から爪先までご主人様の所有物です」

リサは昔から用意していたであろうセリフを、花の綻ぶ様な美しい笑顔で告げ俺はその言葉に。

「ああ、これからよろしくな。俺の可愛いメイドさん」

俺に心からの忠義を誓ってくたくた少女に対して大切な物を見るような眼でそう告げた。

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