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戦国†恋姫 外史に飛ばされし者
第10話
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との寄り合いも悪く、龍興や美濃三人衆から何度も蔑まれてきた。
だが、何度蔑まれようと斎藤家に忠義を尽くしている。


久遠「長井、か…」

壬月「殿、抑えてください」

久遠「わかっている。蝮の仇とて、今は自重する。…壬月、麦穂、展開せい!なんとしてでも、竜司の時間を稼ぐぞ!」

壬月、麦穂「「はっ!」」

壬月「三若ぁ!前に出ぃ!」

和奏「よっしゃー!やっと出番だぜー!」

犬子「わんわん!竜司様にも犬子の活躍見てもらいたかったけど、仕方ないから後で教えちゃおー!」

雛「二人とも〜あまり入れ込み過ぎないようにね〜」

壬月「まぁそれくらいが丁度良い。…では殿。行ってまいります。麦穂は殿をまもってくれぃ」

麦穂「はい。気をつけて行ってらっしゃいませ」

久遠「励め」

壬月「応っ!…足軽どもよ、此度は深戦はせんが、総崩れにならんよう、少ない勇気を振り絞れぃ!和奏ぁ!此度の戦、貴様の鉄砲で幕を開けぃ!」

和奏「了解でっす!おらぁ、皆々、撃っちまえーーーー!」


 作業に取り掛かっていると、東の方角から鉄砲の爆撃音が聞こえてくる。


転子「竜司様ぁ!東の方角より鉄砲の音が!」

竜司「わかっている。皆気張れよ!敵が来ても奥するな!」

ひよ子「ころちゃん、物見の報告は?」

転子「まだ来てないよ。多分、稲葉山城はこっちの動きにまだ気づいてないんじゃないかな?」

竜司「ひよ。城周辺の堀と柵はどうだ?」

ひよ子「堀、及び、柵も準備完了です!蜂須賀衆には柵内に入って敵襲に備えてもらっています!」

竜司「分かった。ひよ、ころ。ここは任せる。俺が前に出て敵の進軍を止める。後は臨機応変に対応してくれ」

転子「え!?そ、そんな!竜司様一人で美濃勢を受け止めるなんて無茶です!」

ひよ子「えっと…大丈夫だよ。ころちゃん」

転子「ひよぉ!あんたも竜司様を止めてよぉ!」

ひよ子「私もころちゃんの意見には賛成だけど、でも大丈夫!なんてったって、竜司様はあの柴田勝家様に勝った人だよ!」

転子「うぇぇぇ!あの、掛かれ柴田とか鬼柴田とかで畏れられてる柴田勝家様に!?本当なの?ひよ!」

ひよ子「そうだよー!私、ちゃんとこの目で見たんだから!」

転子「竜司様…」

竜司「あの時は俺も、壬月…あぁ勝家殿の真名な。も力制御してたし強さは同じくらいじゃないかな。まぁとりあえず、そういう訳だから俺のことは心配ない」

転子「しかし、相手も兵数は多い。竜司様が抜かれれば、私達は柵の中に閉じ込って、味方の援軍を待つしかないでしょう」

竜司「それに関してだが、ころ、二百ほど森に潜ませてくれないか?」

転子「何を…あぁ、伏兵というわけですか?
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