第10話
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だが転子が加わりちゃんとした部隊としての運営が出来る。
今回の墨俣築城は俺を中心に動いていたのでそこを評価されたのだろう。
まぁ…久遠のことだ。最初から転子を俺の隊に組み込むつもりだったんだろうが…。
竜司「…(久遠には叶わんな…以前俺は聡い奴と言っていたが…お前の方が余程聡いやつだよ久遠…)」
竜司「まぁ、仕方ない…蜂須賀小六転子正勝!」
転子「は、はい!」
竜司「貴殿の入隊を歓迎する。今後とも一層努力せよ」
転子「はい!ありがとうございます!頑張ります!」
ひよ子「えへへ〜♪この時の竜司様はかっこいいでしょーころちゃん!」
転子「うん♪」
ひよ子「あっお頭!今日はこれから、ころちゃんのためにお祝いしましょう!」
竜司「そうだな。ならどこかの店に入るか?」
ひよ子「あぅぅ、でもそこまでおぜぜがありませんので…あまり高いところは…」
そこでさっき久遠からもらった袋を見せる。
竜司「一応さっき久遠から金はもらってる。これでころを祝えと言っていた。これで足りるだろう」
ひよ子「ええとぉ〜…」
そう言うと、ひよ子に袋を渡し、ひよ子はその中身を見る。
ひよ子「………ひぃぃぃぃ!」
竜司「どうした?」
ひよ子「こ、こ、ころ、ころちゃ…」
転子「何?巾着の中身がどうかし…ひぃぃ!?」
ひよ子「お、お頭、あの、これ…」
転子「小粒金がこんなにもあるなんて…私、金なんて初めて見ましたよ…」
竜司「それほどの働きをしたってことだろう…確かこの時代の金の相場は…」
ひよ子「小粒金一粒で、多分一ヶ月くらい余裕で飲み食いできちゃいます」
竜司「なら、これはひよ、君が管理してくれるか?これは竜司隊の資金にしよう。まぁ今日くらいは1粒2粒位使わせてもらうとして…後は今後のためにとっておこう」
ひよ子「そ、そうですね。何をするにしてもお金は大事ですからしっかり管理しておかないと」
転子「お頭…いくらなんでもいい加減過ぎでは…」
竜司「こういうことは慣れた人間がやったほうがいいさ。それにひよなら無駄使いはしないだろうし…俺もそこまで使わないしな。ついでに言っておくと、墨俣築城の費用を計算したのは他でもない、ひよだし。適材適所ってやつだ」
転子「全く…今日はご飯を食べながら、お金の大切さをきっちり理解してもらいますから!良いよね、ひよ!」
ひよ子「うん!お金がどれだけ大切か、お説教しますから、逃しませんよ、お頭!」
竜司「お手やわらかにな。さて…行くか」
ひよ子、転子「「はい!」」
一先ず、墨俣の一件は片付いた。
だが、まだ戦いは始まったばかり。
これから竜司は…そし
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