真夜中討伐戦
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してナツ達はリチャードからの情報を頼りに王の間の真下へと向かっていった。
「6つの祈りは残り1つとなりマシタ。必ず勝って・・・ニルヴァーナを・・・止めるのデスヨ」
ナツ達に念話を送っていたのは、リチャードではなかった。
ジュラに敗れた――――ブレインだったのだ。
(くくく・・・ただではやられんぞ。ただではな・・・)
まさか念話の主がリチャードではなくブレインだとは思いもしていないナツ達は、ブレインの言葉通りに王の間の真下へと向かっていた。
「あそこか!」
「扉だっ!」
「よーし!」
階段を下っていると、巨大な扉が見つかった。
一同は扉へと駆け出す。
「出て来い、居眠りヤロォ!」
先頭を走り、1番最初に扉の前へ辿り着いたナツが躊躇う事無く扉に手を掛け、開く。
勢いよく開かれた扉から――――――目も開けていられないような、眩い光が溢れる。
「え?」
「これって・・・!」
「罠だーーーーーーー!」
ジュラが叫んだ、瞬間――――
――――――――王の間の真下で、大爆発が起こった。
「今の爆発は」
「王の間の方だ」
ジェラールと行動を共にするエルザは、突然響いてきた爆発音に、王の間の方に目を移す。
そこに、つかつかと歩み寄る黒い影。
「父上も人が悪い・・・ボクの楽しみを奪ってしまうんだからね」
『!』
笑みを浮かべ、歩いて来るのは最後の六魔。
イヴ、レン、リチャードを倒したミッドナイトだった。
「もう君達が最後のエモノだ。楽しませてほしいな」
ミッドナイトを睨みつけるエルザ。
すると、その前にスッと腕が伸ばされる。
「下がっていてくれ、エルザ」
「ジェラール」
笑みを浮かべるミッドナイト。
エルザを下がらせたジェラールは、鋭くミッドナイトを睨んだ。
「うう・・・痛え・・・」
「生きてんのか・・・オレ達・・・」
「あい」
「何とか〜・・・」
「どうなってるの・・・?あたし達、あんな大爆発を喰らって・・・痛!」
ブレインの罠に引っかかったナツ達は、あれほどの大爆発を喰らいながらも無事だった。
立ち上がろうとしたルーシィは、ゴツンと天井のようなものに頭をぶつける。
「オレ達、埋まっちまって・・・」
「ち・・・違うわよ・・・コレ」
「アルカの魔法・・・?いや、違うか・・・」
ルーシィが頭をぶつけたのは、岩のような防壁だった。
それを見たルーは土を操る魔法を扱うアルカを思い浮かべるが、アルカは別行動をとっている為その考えは消える。
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