スーパーロボット大戦OG外伝
0551話
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機嫌に、ムラタとエキドナはいつでも出撃出来るように準備を万端に整え、スレイとオウカは2人共顔を真っ赤に染めながらも機体のチェックをしていた。まぁ、もっともこの2人は顔を真っ赤に染めているとは言ってもスレイは怒りで、オウカは羞恥でなんだろうが。
『アクセル、ヒリュウ改とハガネの出撃準備も整ったらしいわよ』
「分かった。すぐにシロガネも出撃だ」
そう告げた途端、既に準備は整っていたのかシロガネの移動が始まる。
『アクセル・アルマー。イェッツトレジセイアが戦闘をしているらしい反応が出ている。何と戦闘をしてるのか分かるか?』
ハガネからの通信に思わず眉を顰めた。この状況で戦闘をしているとなると、恐らくその相手はクライ・ウルブズ。あるいはアルフィミィといったところか。
「早めに戦場に到着した方がいいな。トーチカ1での出来事を考えると、恐らく戦闘しているのはクライ・ウルブズだろう。そうなると、戦力的にはかなり厳しい筈だ」
ただでさえ切り札と偽られてイェッツトレジセイアを活性化させる為の栄養剤に近い物を渡されているのだ。出来ればそれが使われる前に戦場に横入りしたいが……難しいだろうな。
『そうか。なら少しでもその助けになる為に急いで出撃しないといけないな。全艦、全速でポイントC0658へと向かう。そちらもいつでも戦闘可能な準備を整えておいてくれ』
「問題無い。こっちは既に全員がコックピットで待機中だ」
『……さすがシャドウミラーと言うべきだな。仲間であるうちは頼もしい限りだ』
暗に敵に回ると厄介だとでも言っているのだろうが、それはこちらにしても同様の意見だったりする。
そんな風に思っていると、やがてハガネからの通信が切れてコックピット内が静まりかえった……かと思いきや、再び通信が送られて来る。
「アクセル。イェッツトレジセイアとかいうのは強いのか?」
落ち着いた表情で尋ねてくるムラタ。だが、落ち着いて見えるのはあくまでも表向きなものだけだ。一皮剥いた本性は、さらなる高みへと昇るためになら己すらも捨てて構わない程に強さを求めているのを俺は知っている。
そんなムラタだからこそ、それなりの強さを持っている修羅以外の敵であるイェッツトレジセイアに興味があるのだろう。インスペクター事件の時はアインストとの戦闘はなかったらしいしな。
「そうだな、強いと言うよりはしぶといと表現するのが正しいだろう。何しろかなり高い再生能力を持っている上に、雑魚を次々に生み出してくる」
「……なるほど。それ程のしぶとさを持っているのなら、俺が高みへと昇る為の試金石には丁度いい」
確か今回はイェッツトレジセイアの他にも鋳人とかいう敵が出て来た気がするが……まぁ、そっちに関しては知識が全く何も無いから何とも言
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