スーパーロボット大戦OG外伝
0551話
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ペクター事件の時が原因だろうからレモンも同罪だぞ」
「てっきりニーズヘッグの開発の為に各所を連続して襲いまくったからじゃないかと思ってたんだけど?」
俺の言葉に反論するレモンだが……まぁ、その可能性が無いとは言わないが。
「それで、テスラ研側……と言うか、ヒリュウ改やハガネとの連携に関してはどうだった? テスラ研に戻ってくる前の戦闘で共闘したんだろう?」
「あら、話を誤魔化すのが上手いわね」
そう言い、笑みを浮かべたレモンがコーネリアへと視線を向ける。
「そうだな。実力としては十分以上だろう。個人としての能力で考えると私達幹部に関しては決して向こうに負けてはいない。いや、むしろ勝っている方が多い。だが、やはり人数の差だな。さすがにこれまでの激戦を潜り抜けて来た者達だけあって、全員が一定以上の力量を持っている」
「それに関しては、こっちも技術力が上がった関係で量産型Wが一流と超一流の壁を越え始めたと聞いたが?」
首を傾げつつ、冷たく冷やされた紅茶を口に運ぶ。
……アイスティーとか、ユウキ辺りが知ったら何か怒られそうな気もするが。
そんな風な俺の質問に、レモンは小さく頷く。
「確かにその壁は越えつつあるわ。でも、ハガネやヒリュウ改のパイロット達もそれぞれに経験を積んでいるのよ。それを考えると、平均して彼等の8割……いえ、8割5分といったところね」
「確かに私が見たところでもそんな感じだったな。それに、向こうには数人だがとんでもない腕利きも揃っているからな。その辺はこちらのメンバーと比べても遜色無い」
腕利きか。パッと思いつくのはキョウスケ、エクセレン、ギリアム、レーツェル、ゼンガー辺りか。
「それに……ラミアも随分と成長しているようだしね」
笑みを浮かべつつ呟くレモン。やはりある種、娘のような存在であるラミアの成長は嬉しいのだろう。
「そう言えば、エクセレンとは話したのか? その程度の時間はあっただろう?」
「ええ。ちょっとだけだけどね。幸せそうに暮らしているようで何よりよ」
「お前の事は?」
「まさか。わざわざ教える必要も無いわ。私の事に関しては、アクセルが知ってれば十分よ」
そう言い、笑みを浮かべるレモン。そのまま俺へと体重を預けてきたので、ソファへと押し倒そうとしたその時。
「アクセル隊長。テスラ研から緊急の連絡です」
ブリッジにおいてきたエキドナからの通信が入るのだった。
全く、間の悪い。
「で、何と言ってきたんだ? まさか敵が現れたとかじゃないだろうな?」
現在捕虜になっているアルコやデスピニス辺りを取り戻しに来た可能性は捨てきれない。何しろマグナスを函館で殺した以上は、ミザルの手元に使える駒は殆ど残っていない筈だからだ。
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