暁 〜小説投稿サイト〜
生還者†無双
狩りその1
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協力してくれるだろう
暁よ……生き残るのじゃぞ……
そう思いながら儂は行動を開始した

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「暁様?約束ですよ?この前お話しのじーぴーえすについて教えて下さいね?」
「了解、生き残れたら教えてやるよ」
「暁も難儀な事になったのぅ……」
「全くだ、雪蓮の奴め何を考えてんだよ」
「諦めよ暁、策殿は本気じゃ」
「だろうな……さっきから付かず離れずの距離に誰か居るぜ」
「なんと!もう捕捉されたのか?」
「ここいらで分散しよう、基本二人一組で行動しろよ、夜明けまで粘れば俺達の勝ちだ」
「「「応」」」

こうして夜の山での戦慄の狩りが幕が切って落とされる
誤解と戯れから始まったこの惨事だが追っ手も逃げ手も意外と本気で
暫くは膠着状態が続き静寂な夜の森に月灯りが射し込む
しかし暗殺者の刃は確実に一人また一人と犠牲者を増やしていた

「ぎゃあー」

こだまする断末魔、倒れた身体、無惨な顔
(変態1号) (眉毛が嫌)

「む……酷い」

横たわる兵士の顔には墨で書かれた一言があった
だがその一言が酷いのだ
完全に只の悪口じゃねぇか!しかも落ちねぇ!
水筒の水をかけて拭いてみるが墨はびくともしない
なんて恐ろしい所業だ……
ゴクリと生唾を飲み込み冷や汗を拭う
一刻も早くこのキラーマシンを止めねばと思うが至る所から叫び声があがっている

「ちきしょう!仇は取ってやるからな!」

そうして俺は行動を開始した
気配をけして森と同化する
あのアーカムのエージェント朧って奴が言っていたな
気をコントロール出来れば怖い物など無いと
流石は御神苗の師匠か
おっと……感心してる場合じゃあねぇ
今はこの事態をどうやって切り抜けるかだ
幸い近くには居ないみたいだが……こちらも歓迎の準備はしておくか
現地の材料でトラップ作成を試みる
この地形はゲリラ戦にはうってつけだ
俺は売られた喧嘩は買う主義だ、それも倍返しが基本でな
何だか楽しくなってきたぞ

何だかんだで楽しんでいる暁だった

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「良し、これで完璧だ」

一通りトラップの設置と偽装が終わり
あとは襲撃者を待つのみとなったが……中々現れず業を煮やした暁は
自ら囮となりトラップエリアに誘き出す作戦に出た

「祭と穏は無事だろか……まぁ祭は手練れだし穏もぉ!?」

目の前には二人の無惨な遺体(死んではいない)が転がっていた
(おっぱい魔人) (胸なんて脂肪)
ひ……ひでぇ
凄い悪意を感じる……胸に何らかの恨みでもあるのだろうか?
いや……いまはこの犠牲に嘆いている場合では無い
確かに二人共凶悪なまでの巨胸だが……
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