リーアちゃんと愉快な仲間たちのお題小説
1、子供
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私の名前はリーア。
お父さんと旅をしています。
物心ついたときから旅をしていたので、故郷のことは全然覚えてません。
その故郷に、もうすぐ帰れます!
船に乗って故郷へ向かっていて、船の皆さんとお別れするのは寂しいけど、故郷へ帰れることの方が楽しみです。
どんなところなんだろう。どんな物があるのかな。
今からわくわくしてます。
ついに船が港に着きました!
すると、3人の人がが乗り込んできました。
一人は、豪華な服を着たおじさん。
なんか、ちょっと変な髪の毛をしています。
失礼かな。
もう一人は、私より少し年上だと思う黒髪の男の子。
やっぱり豪華な服を着ています。
最後の一人は、私と同じくらいの青い髪の男の子。
この子だけ、服が質素です。
まあ、私の旅装束に比べれば全然豪華なんですけど…。
そんな感じでその人たちをぼうっと眺めていると、勢いよく乗り込んできた黒髪の子がお父さんにぶつかりました。
そして言いました。
「おじさん、邪魔!」
イラ。
ちょっと、小一時間説教くれてやる必要があります。
私は、その子のあとをつけて無駄に豪華な部屋に入りました。
一緒に部屋に入っていった青髪の男の子には申し訳ないですけど。
「そこのあなた!」
「うるっせえな、なんだよガキンチョ。」
三時間は説教くれてやりましょう。
「とりあえず、名を名乗ってください。」
「何でお前に言わなきゃならん!」
「ど、どうしたんですか、兄さんと、えー…と。」
「リーアです。あなたはなんていうんですか。」
「フローレンスです、フローって呼ばれます。」
「いい名前ですね。よろしくお願いします。」
「ええ、こちらこそ。で、どうしたんですか、リーアさん。」
あれ、どうしたんでしたっけ。
…あ、そうそう、説教くれてやるんでした。
「ちょっと、この人に説教くれてやろうかと。」
「なんだとお前、ちびのくせに!いくつだよ、お前!」
「6です。あなたは?ついでに名も名乗りなさい。」
「へん、やっぱちびだ、フローと同じじゃねえか。俺はデボレアン、デボラ。9歳だぞ!」
「そうですか。じゃあ、説教始めます。」
「勝手に始めんな!」
「じゃあ、ご家族に許可を取ります。フロー…レンスさん?説教していいですか。」
「フローでいいですよ。どうぞ説教してください。」
「裏切ったなフロー!!!」
「フローさんの許可を得ました、説教始めます。まず、一つ目。人に危害を加えたら、どんなに小さいことでもまずは謝れ!!!」
「ひっ!」
フローさんが怯えてます。
本当ごめんなさい、フローさん。
三時間は説教できませんでしたが、その半分はしてやりました。
フローさんと元気にお別れをして、私達は船を後にしました
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