暁 〜小説投稿サイト〜
魔法少女リリカルなのは〜過去を捨て今を生きる者〜
ストライカーズ編!
母さんだから
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レマダオキングにフェイトと魔王」
「呼び方が気に入らないけど、陽龍くんにとって私たちはなに!」
「親友?」
「どーして疑問形?で、親友はどーするもの?」

美愛、なのは、アリシアの順で聞いてくるが、全くもって意味がわからない。
マジでこいつらはなにが言いたいんだよ。

「闇の書事件、私たちはどうやって崩壊を食い止めたか、覚えとるか?」
「それぞれが力を合わせて、全力で戦った」
「それが答えや」

・・・?
全力?
とりあえず土下座すればおっけー?

「目ん玉抉っちゃうぞ、おにぃ☆」

違ったらしい。
最近の美愛が物騒。

「なら、力を合わせて・・・あ」

一致団結。協力して。
そっか。
これを言いたかったのか。

「守るのを、手伝ってくれ。オレ一人の力じゃなにもできないから」

この世に一人でなんでも出来る人なんて存在しない。
どこかで誰かが言っていたセリフ。
今となってはもう覚えてないけど、言葉自体はよく覚えていた。

「「「「「「「「「「もちろん!」」」」」」」」」」

大切な親友たちは笑顔で、元気よく頷いてくれた。


「そんなわけで作戦会議はまた今度、改めてな。それまでに陽龍くんは動けるようになっといてや?せめて車椅子やな」
「げ、三回目かよ」
「ちなみに陽龍くん、それまで私が訓練するから練習メニューは考えなくてもいいよっ!」
「ああ、大丈夫。それなら暇な美愛と慎吾に任せるから。よろしくなー」
「めんどくさいけど了解」
「データの管理とかは任せとけ。なのはに送る報告書は日が変わってからだったな?」
「あとオレにもよろしく。それ見て次回の注意点とか送るから」
「ひ、陽龍くんは安静にしてたほうがいいと思うの!」
「操作はヤミに任せっきりだから問題ない。動けるようになったら車椅子でも這ってでも見るから安心してくれ」
「なのは、諦めが悪いぞ?コイツには何を言っても聞かねー。そんなのとっくの昔っからわかってたことじゃねーか」
「ヴィータちゃん・・・うん、そのとおりなの」
「お二人共、いくら本当のことだからといってそんなことを言っては失礼ですよー!」
「リインちゃん、それ、わざと?」
「? リインにはシャマルの言っている言葉の意味がわからないです」
「流石は見た目は子供、頭脳も子供なリインだな」
「むぅー!シグナム、リインは子供じゃないですよー!」

昔から変わらない楽しげな会話。
オレはそれを聞きながら目を閉じた。

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