暁 〜小説投稿サイト〜
魔法少女リリカルなのは〜過去を捨て今を生きる者〜
ストライカーズ編!
母さんだから
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!』
『フェイトー、オレオレ詐欺にその対応は間違ってると思うよー?』

どうやらフェイトの近くにはアリシアがいるらしい。
たぶん仕事中だな。書類の山でアリシアが画面から見えないし。

『てゆーかフェイト、相手って陽龍だと思うよー?』
『え?あ、画面を改めて見ると確かに・・・って、ええっ!?・・・あうっ』

慌てて椅子ごと後ろに倒れ、その結果近くにあった書類が降りかかる。
ああ、せっかく分けてあっただろうにごちゃ混ぜに・・・。

「大丈夫かーって、大丈夫じゃないがゆえの結果か」
『あーうあーうー、あーうあーうっ』
『レッツゴー☆って、そんな場合じゃないよっ!早く助けてよお姉ちゃん!』

ノリが良くなってきているフェイトだった。
あれ、小学校のときに友達だった子がカラオケで歌ってたんだよなぁ・・・。
あいつは所謂ロリコンわぁるどと、「ピー」からネギをぶっ刺すぞぉでマジ爆笑した。

『もしもしフェイトちゃん、今ちょっとええ?・・・って、よぉないか』

モニターの向こうにまたモニターが現れ、はやての顔が映る。

「やほー狸・・・もとい化け狸」

はやてがオレの声に気がついて首をロボットのようにギギギと動かしながら見る。
オレの近くってノリいい人多いよな。

『陽龍くん!?うわ、やっぱ起きとる!昨日の今日でおかしいやろ!不死身か!』

だから不死身じゃねえよ、普通の人間だよ。
ゾンビじゃないから日光も余裕、つんつんメガネの変態とも友達じゃないし、家に根暗マンサーも魔装少女も吸血忍者もいねぇよ。

『今から隊長陣とシャマルでそっち行くから、絶対動かんといてな!フェイトちゃんといるかどうかわかんないけどアリシアちゃんもやで!』

はやてはそう言ってモニターを消した。
アリシアがいるかどうかわからないって、つまりは小さすぎて視界に入らないってことか?

「んなわけで二人とも、また後でなー」

オレはそう言ってフェイトたちとのモニターを消す。
そして病室にいる美愛と慎吾と少し話をしながらメンバーが集まるのを待った。


十分ちかくたった頃、病室の扉が勢いよく開かれる。
そして中に入ってくるのははやてと守護騎士、なのはとフェイトとアリシアだった。
いや、ザフィーラだけがその場にはいなかった。

「さて陽龍くん、これから大量に質問するで?」
「だが、断る」

一瞬にしてその場の空気が氷点下まで下がった気がした。
シグナムからの視線がマジで冷てぇんだけど。

「まずはなんで起きてるのか。あの巫山戯た連絡。未だに寝っ転がってるその状態。顔の落書き。合計で四つ、答えてもらうで?」
「起きたもんは起きたんだからしょうがない。時間がなかった。動かない。美愛のせい」
「巫山戯とる
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