スーパーロボット大戦OG外伝
0550話
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「取りあえずじゃれ合いはその辺にしておけ。……来るぞ」
呟いた瞬間、テスラ研の近くへと1機の巨大な戦闘機が姿を現す。Gサンダーゲートだ。
「ショウコ!?」
コンパチブルカイザーに乗っているコウタがオープンチャンネルで叫ぶ。
その声を聞いた途端、一瞬だが確実にGサンダーゲートの体勢が空中で崩れる。
ふむ、予想外にエミィの意識よりもショウコの意識の方が勝っているらしい。これは思ったよりも簡単に救出出来るかもしれないな。恐らく、前回の戦いの時に俺以外のシャドウミラーがいた分戦局を有利に進められて、その影響でショウコの意識が強くなってきている……って感じか。
「皆、ショウコについては俺に任せてくれ。兄貴として……妹は絶対に助けてみせる!」
そう宣言するや否や、飛びだしていくコンパチブルカイザー。
「……いいのか?」
「構わん。本音を言えば手助けをしたいところだが、本人が望んでいないのではな。特に、これまでの奴等の戦術を考えれば……来たぞ」
キョウスケが呟くと同時に、見覚えのある2機の機体が姿を現す。エレオスとテュガテール、即ちデュミナスの部下であるデスピニスとティスだ。そして……20機近いバルトール。
「ちっ、やっぱりな。全機敵機を」
「待て」
キョウスケが攻撃命令を出そうとしたその時、唐突に言葉を遮る。
「何のつもりだ?」
「前回の戦いではシャドウミラーの実力を見ただろう。なら今回は俺のニーズヘッグの実力を見せておこうと思ってな。お前達にしても、俺の新型機の実力は知っておいた方が戦力に組み込みやすいだろう?」
「ふざけんな、この野郎! そんな遊び気分で戦われちゃこっちはいい迷惑なんだよ!」
カチーナの叫びがオープンチャンネルに響くが、そのままレモンへと視線を向ける。
「レモン。俺が……そして、ニーズヘッグがあの程度の奴等にどうにかされると思うか?」
「まさか。有り得ないわね」
一瞬の躊躇いも無く返すレモン、
「そういう訳だ。悪いが、お前達には俺の実力を証明する為の的になってもらうぞ」
「あたいらを何だと思ってんだ! デスピニス、あのチビ助をやっつけるよ!」
「でもティス、私達はエミィを連れ帰る為に……」
「確かにそうだけど、時流エンジンを持って帰ればデュミナス様もきっと喜んでくれるって!」
「……そうかな?」
「そうそう。あたいが言うんだから絶対に間違い無い。ほら、行くよ!」
「う……うん。すいませんが、私達には時流エンジンが必要なんです。その機体を渡して下さい!」
そんな声の後、まずは戦力の消耗を狙おうというのだろう。連れてきたバルトールの内10機程をこちらへと向かわせてくる。
「それは悪手だな」
「確かに。ニーズヘッグ
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