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魔法少女リリカルなのはA's The Awakening
第二十五話
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うな様子を見せるリインフォースだが、ふと言葉を投げかけた。
「そこまで聞いて気になるのは、そういうことは色々と覚えているのに、なぜ『夜天』という言葉を覚えていなかったのか、というところだな」
「私にもそれはわからない。遥か遠い過去にそんな言葉を聞いたような気がする、とは思うのだが」
「自分たちがいつから闇と呼ばれだしたのか、それすらもはっきりしないまま戦う毎日だったわね……」
騎士達が暗い目をする中、響き渡る凛とした声。
「私の憶測でよければ語りましょうか?」
竜二との対話をいつの間に済ませていたのか、アスカが会議室に戻っていた。扉を背もたれ代わりに胸の下で腕を組んで立っている。
「アスカ殿、いつの間に?」
「すいません、ただいま戻りました」
そう返すと彼女は姿勢を正し、元いた席に着く。
「お疲れ様です。彼は……?」
「どうやら、何の問題もなさそうです。疲れているからかもう少し寝るらしいですけど」
「やれやれ……それで、あなたの推察とは?」
相変わらずだな、とでも言いたげな表情を見せてため息をつくクロノ。しかし、無事であるなら今はそれどころではないことくらい彼も承知。先を促す。
「ええ。一言で言うならば、おそらくその辺のデータは改編者によって封印されてしまったのだと思います」
「封印……なぜそんなことをする必要が?」
「闇の書たる姿にするためでしょう。リインフォースさんにそれをしなかったのは、融合してしまえばそんなことをする必要がないと思ったから。事実闇の書が覚醒し、融合したリインフォースさんは、主の魔力を使い尽くすまで破壊するプログラムにしかならなかった。どうにもできなかったリインフォースさんもいつの間にか諦めていた。自分からは何もせず、口を閉ざした。違いますか?」
「……」
アスカの責めるような口調に、完全に押し黙ってしまうリインフォース。
「そんな中現れた、これまでとはまったく違うタイプの主である八神はやてちゃん。彼女ならなんとかしてくれるかも知れない。だからそこまで突っ込んでいった。まぁそんなところでしょうかね」
「……」
「まぁさらに言うと、なぜ消去せずに封印したのかというところでしょうが……まぁ消去する方法がなかったか、あるいは能力がなかった。そんなところでしょうかね」
そして彼女が放つその空気に全員が沈黙した。それを察知したか、咳払いをして話題を流す。
「……まぁ貴方達の過去の話はいいです。そんなことを追求する時間など今は無駄ですしもったいない。それで?他にまとめるべき話はないんですか?」
「それもそうですね……」
クロノが一つ議題を切り出した。
「では本題に戻しましょう、リインフォースさん。結局、あなたの言う『夜天の魔
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