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魔法少女リリカルなのはA's The Awakening
第二十五話
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 アースラ艦内、会議室。ここにいるのは、無事脱出に成功したアスカ、シグナム、ヴィータ、シャマル、ザフィーラ、フェイト、アルフ、なのは、ユーノ、クロノ、直人。元々艦内にいたリンディ。あれから無事全員の転送が完了したようだが、生死不明が一名、意識不明が一名という被害があった。意識不明者については、現在艦内の医療施設で治療中とのこと。

「はやてちゃんに関しては、命に別状はないそうよ。多分その内目が覚めるわ」
「そうですか……よかった……」
「まぁ、いつ目が覚めるかまではわからないけどね」

 リンディの説明になのはが安堵のため息をついたが、それは戦っていた全員が同意しただろう。しかし、まだ肝心のもう一人の生死が不明のままだ。

「それで、竜二さんは大丈夫なんですか?アスカさん」
「今のところはこちらも。貫かれた臓器も、その傷もありませんので、命に別状はないかと。しかし……」

 同じ言葉を使ったのは、余計な心配をさせないためだろう。だが、何か引っかかる言葉を続けた。

「もしかすると、今までみたいに戦えるようにはなれないかも知れません。心臓と同時にリンカーコアにまで破損が発見されましたから……」
「そんな……」
「もちろんそんな大きな傷ではありませんでしたし、魔力伝達機構に問題はありません。ですが、間違いなく扱える最大魔力は減るでしょう。それがどれくらいになるかは、計測してみないことにはわかりませんが……」

 大半が驚愕と落胆の言葉を返す。そんな中、ヴィータがわざとらしいくらい投げやりな声を挙げる。

「別にいいんじゃねぇの?むしろ、胸貫かれてリンカーコア破損して、まだ扱える魔力があることに驚きだよアタシは」
「ヴィータ……?」
「それより、そんだけ治ってんならもう出てきてもいいんじゃねぇの?あいつには、戦うより先に心配しなきゃいけないことも、やらなきゃいけないこともあるだろうが」

 みんなの驚愕と若干の批難の視線を浴びせられるヴィータだが、そのあとに続いた言葉に納得したのか、全員がアスカの方を向く。しかし、アスカは苦笑を返して、芳しくない状況を述べる。

「まぁ、それはそうなんですけどね。まだ意識が戻ってないみたいで……」
「そっか……じゃあ仕方ねぇか。無理もねぇ。ていうか、心臓ブチ抜かれても治せるって何者だよって話なんだが」
「医者要らずじゃないのか?兄殿に限って言えば。リインフォース、お前に同じことができるか?」

 そういってシグナムはリインフォースの方を見た。どこか困ったような表情で彼女は話す。

「……やろうと思えばできないことはないし、過去にしたこともあった。だが文字通り緊急措置であるために、あまりおすすめはできない」
「うへぇ……融合機ってなんでもありなんだな……」
「その分リ
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