第四章
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全然か」
「っていうか見ろよ」
ここである掲示板においてチャットの如く話される中でデータが出された。数字は嘘をつかないというがその通りだった。それは彼が報道したこととは全く別のことが示されていたのだった。
「何だこれ?」
「全然違うじゃないか」
「これだったら全然問題ないよな」
「ああ、全く問題ない」
こう言われていくのだった。
「それを鳥越は意図的に捻じ曲げたみたいだな」
「じゃあ誤報じゃなくて虚報になるぞ」
「それって問題だろ!?」
ここで遂に鳥越の正体が明らかになったのである。
「意図的に虚報なんか流す奴がキャスターやってるのかよ」
「しかもあれだぞ」
話はさらに続く。
「あいつ毎日毎日テレビで不況だの格差だの孤立だの言うよな」
「ああ、言うな」
「あと赤字とかな」
とにかく言うこと全部がそういうことなのである。そのうえで政治家や官僚をばっかりと切り捨てるからこそ人気があったのだ。嫌いなのは他に大企業があった。
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