暁 〜小説投稿サイト〜
SAO 〜冷厳なる槍使い〜
SAO編
第一章  冒険者生活
3.後ろではなく
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けど。別の道があったのかな。
 次にリックさんの隣のオールバックさんが口を開いた。

「僕はクラウドだ。五人PTのリーダーをしている。全員盾剣士だ。この村へはNPCに聞いて来た」

 ――むむむ。同じ盾剣士でも装備がちょっと違うみたいッスね。色違いもあるようッスし……。

 わたしらもちょっとは差別化というか、全く同じ装備ってのはやっぱりねぇ……うーん。
 オールバック――クラウドさんのPTにはあの金髪ポッチャリさんも入ってるようだ。
 ていうかNPCに聞いて来た? わたしらの来た道かな? それとも、NPCによって教えてくれる道が違うのかな。  
 と、さて次は……おお、ついに我らがリーダー。キリュウさんです。

「……キリュウと言う。一応、この四人PTのまとめ役をしている。PT構成は長槍一、盾剣士一、片手剣二。同じくNPCにこの村のことを聞いて来た」

 ――なんかキリュウさんが喋ると、こう、背筋がピーンとなる感じがするんスよねー。他の人とは何処か違う雰囲気を持ってるって言うか……。

 わたしが腕を組んで、うんうんと頷きながらそんなことを考えていると、最後の一人であるさっきのヒステリックなツンツンさんが吐き捨てるように言った。

「……ジョーストだ。五人PTのリーダーをしている」

 ――え……それだけッスか? てか、どーやってこの村に来たんスかー!?

 わたしはあくまでもペコ○ゃんみたいなすまし顔でジョーストって人に脳内抗議をしていた。

「……と、一応の自己紹介は終わったな。まだ時間はあるが、何か言っておきたい奴いるか?」

 リックって人がまたもや仕切る。でもこの人、仕切るわりには他人任せな言い方だよね……。
 自己紹介にもなってない自己紹介だったけど、それでも全員の顔合わせ的なものは出来たみたいだった。
 でもあれだね。正直、女子ってわたしらしか居ないっていうか……すっごく視線を感じます。いや自意識過剰とかじゃなくてっ。
 みなさん、きっとわたしらよりも年上だ。高校生……にぎりぎり見えるか見えないかぐらいの人たちばっかり。ほとんど大学生とかかな。

「……ドルマン、と言ったか。……質問がある」
「は、はい。なんでしょう?」

 キリュウさんだ。うーん。ほとんど年上しか居ない状況で発言できるって、考えてみると凄いよね。っていうか、キリュウさんあの乱入おっちゃんNPCの名前覚えてたんだ……。村長さんが確か言ってたような気はしけど、特に覚えてなかったよわたし……。

「……魔物の群れとやらは何処から来る? 俺たちは村の何処を守ればいい?」

 ――おお……! 確かにそれは大事だ。っていうか、そんな当たり前のことに気付かなかったなんて……。

 周りを見るとわたし以外も「お
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