六魔壊滅!?
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先にある建物が一瞬にして倒壊した。
「うわあああぁあぁっ!」
そしてその建物の陰に身を潜めていたミッドナイトは倒壊に巻き込まれる。
打ち上がり、落下するミッドナイトにリチャードは呟く。
「六魔将軍は今日で終わるのデス」
「いたぞ!」
「!」
ニルヴァーナ本体へと潜入し、ジュラとアルカの2人と合流したルーシィ、グレイ、ルー、ティアの4人。
その目に映ったのは、ブレインに引き摺られどこかに連れて行かれそうになっているナツだった。
「ナツ!どーしちゃったの!?」
「これ・・・乗り物だから・・・」
「皆さん・・・ナツさんが・・・ナツさんが・・・」
「ハッピー!ココロ!ヴィーテルシア!」
「ネコ殿とココロ殿、狼殿も無事か」
「ネコ殿?」
「何じゃそりゃ・・・」
「狼殿って・・・」
ぐったりとするナツを見たルーシィが目を見開き、ハッピーとココロが呟き、ルーが叫び、ジュラの言葉にグレイとアルカがツッコみ、ティアが呆れたように肩を竦める。
「みんなぁ・・・ナツを助けて・・・連れて行かれちゃう」
「俺達は・・・コブラの毒で動けん・・・頼む・・・」
涙を浮かべたハッピーが頼み込み、ヴィーテルシアが苦しそうに呟く。
「六魔も半数を失い、地に落ちた。これより新たな六魔を作る為、この男を頂く。そこの小娘もだ」
ブレインはルーシィ達に目を向け、続けてくいっと顎でココロを指す。
「いつか来ると思ってたけど、本当に闇ギルドにスカウトされっとはな」
「ココロまで・・・」
「ティアじゃねーんだな」
「それ、どういう意味よ」
呆れたようにグレイが呟き、ルーが心配そうにココロを見つめ、アルカが心底驚いたようにあっけらかんと言い、ティアはじろりとアルカを睨みつける。
「ナツもココロもアンタ達の思い通りにはならないんだからね!」
「ニルヴァーナがこやつらの心を闇に染め、私の手足となるのだ」
ルーシィの言葉に薄い笑みを浮かべてブレインが言い放つ。
「なるか」
「なりません」
「くっ!」
が、ナツが抵抗としてブレインの腕にガブッと噛みついた。
ココロは近くの石を掴んで、自由の利かない身体に鞭を打ち投げ付ける。
石はブレインの左足に直撃した。
「まだそんな力が!」
「ぐほっ!」
「ナツさんっ!」
ドガン、と音を立ててナツが地面に叩きつけられる。
「う・・・うぼ・・・うぼぼ・・・」
「体調が悪そうだな」
「アイツ・・・見てるこっちが驚くくらいに乗り物に弱いのよ」
おおお・・・と苦しそうに呻くナツを見たジュラの言葉にティアが呆れたように呟く。
「早く・・・コイツ・・・倒し・・・
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