番外編鈴と家出とその出来事
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如月が家出してわしの家に泊まることになったのじゃが……
「今日は外食じゃな」
母上が仕事で遅くなりまた父上も今日は帰ってこない。姉上もわしも料理ができない。仕方なく外食となる。
「あのーよければ私が作りましょうか?」
「如月お主料理できるのか?」
「はいせっかく止めてもらうならこれくらいはしないと」
そう言って荷物からエプロンをだしてキッチンに向かう如月、仕方なくわしと姉上はリビングで待つこととなった。
「いいわねあんな子、秀吉のお嫁さんには勿体ないわね」
「な、姉上!!何をいっておるのじゃ!」
「隠さなくてもいいのよ」
わしにそんな気はないと言っておるだろうに……確かに如月は顔もかわいいし……って違うのじゃ!違うのじゃ!
「あのーどうしたんですか?」
「あ、なんでもないわよそれよりもうできたの?」
「あ、はい少し簡単にできるものでしたけど……もし口にあわなかったら捨ててください」
「そんなことないわよそれより秀吉早く戻ってきなさい」
姉上の一言で戻ってきたわしは姉上たちと共に食事を始める。カレーじゃ 。まず姉上が一口口にする。
「?!お、美味しいわよ……」
笑いながら美味しいと告げる姉上じゃが目が笑っておらん。そしてわしに目で訴えかけてくる。
不味いっていたら殺す、と。何があったのかわからなぬがわしも口にする。そして口に広がるカレーの苦い味わい………苦い?しばらくすると今度は酸っぱかったり甘い味わいが広がるのじゃがカレーの辛いという味わいだけが出ておらぬ。甘口で作ったのか思ったのじゃがうちの家族は全員が辛口派、甘口のカレールーは我が家には存在せぬ。
なんとか不味いと言わず誤魔化した後、如月が姉上の部屋で寝ることとなりそのための片付けをする間リビングで待つこととなった。
「清涼祭では色々あったね」
「そうじゃのそうそうよかったらわしらの昔の写真でも見るか?」
「あ、はい」
そう言って本棚にあるアルバムにてを伸ばした時じゃ。ソファーの上からてを伸ばしておったのじゃがバランスを崩してしまい転けそして顔をしたにしてたおれこむ………如月の上に。
「キャ!」
「あ!その!すまぬ!」
「あ、いえ!木下くんに怪我がないなら大丈夫です」
如月は優しいのうこの状況じゃ普通わしのかおをひっぱたくくらいはしてもいいのじゃが……… ってそれよりはやくどかんとこの状態はわしが如月を押し倒しているようにしか………
ガチャ←姉上登場
「ごめん邪魔したわ」
ガチャ←姉上退場
「待ってくれ姉上!!わしらにそんな気はないのじゃ!!」
「そうです!!まだそんな関係じゃありません!!」
わしと如月でなんとか姉上の説得しその日は、終わりになると思っておったのじゃが……
気がつくとわしはどこかの森の中にいた。足元にはわしの召還獣が
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