スーパーロボット大戦OG外伝
0549話
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・プロジェクトの責任者に関しては実際に自分で確認した訳じゃなくて、あくまでも原作知識故なんだがな。この辺は上手く誤魔化すしかないだろう。
「……分かりました。そのクライ・ウルブズに関してはこちらでも情報を集めてみましょう」
「俺からの話は以上だ。何か聞きたい事があれば答えるが? もちろん、答えられる範囲に限りはあるが」
その言葉に、最初に口を開いたのはイルムだった。
「お前さん達が勝手に持っていって使っているヒュッケバインMk-UやMK-Vに関しては、こっちに返して貰えるのか?」
「さて、その件についてはイスルギ重工を通して連邦軍の方に話は通っているだろうからな」
ギリッと歯を噛み締めるイルム。
続いて口を開いたのはギリアムだった。
「修羅に対して新天地を用意すると言っていたが。それは具体的に何処なのかを聞いても?」
「そっちに関しては、悪いが言えない。ただ、安心して欲しいのは誰か人の迷惑になるような場所じゃない。それに関しては断言してもいいだろう」
「……どのような場所なのかを教えられないにも関わらず、誰の迷惑にもならない場所だというのを信じろ、と?」
「こちらとしてはそれ以上の情報は言えないな」
「何故ですか?」
俺とギリアムの話に割り込んできたのは、レフィーナだった。
不思議そうな表情で俺へと視線を向けている。
「何故、とは?」
「ギリアムさんと同じ質問です。修羅に提供する場所が人の迷惑になるような場所ではないのなら、何故私達に明かせないのですか?」
「シャドウミラーの最重要機密と言ってもいい内容だからだ」
何しろ、次元の狭間にあるホワイトスター。そしてそこに設置されているリュケイオスは、今のシャドウミラーの根幹を為すと言ってもいいだろう。それを迂闊に他人に……それも、ケネスの部下であるこいつらに教える訳はいかないのだ。いや、ケネスの指揮下にあるのはハガネだけだったか。それでもそれをここで言えないのは当然だろう。
そして何よりも拙いのは、シャドウミラーを元々率いていたヴィンデルの狙いが多数の平行世界に争いをもたらすというものだった事だ。今の俺達は、やろうと思えばそれを成し遂げる事が容易に出来る。いや、次元の狭間に本拠地であるホワイトスターを構えているのを考えると、ヴィンデルが構想していたものよりも尚大規模に行う事も可能だろう。
「ただ、そうだな。確かに何もかもを隠したままだと信用は出来ないか。……俺達に協力をしているフィリオが全てを納得した上で、まだシャドウミラーに留まっている。こう言えば少なくても無用の疑いは抱かなくてもいいんじゃないか?」
「それは……」
フィリオの性格を知ってるからこそ、それ以上の追究が出来ないレフィーナやギリアム。
それに対し
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