暁 〜小説投稿サイト〜
転生とらぶる
スーパーロボット大戦OG外伝
0549話
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前に機体のテストをしていた時に、T-LINKシステムが妙な念を感じ取ってな。そこに向かったらどこぞの公に出来ない部隊の研究所だった訳だ。そしてそこでイェッツトレジセイアとかいうのが暴れていた。ちなみに、アルフィミィと会ったってのはそこでだな。アインストとしての性質はあったらしいが、今ではアルフィミィが語りかけても反応しないらしい。元の同胞として何とかしてやりたいとか言って、俺が倒しきれなかったそいつを追っていった」
「……待て。お前が新型機で倒しきれなかったのか?」
「それはしょうがないわよ。本当に、アクセルが機体の調子を確認する為に動かしていたんだから、機体性能を100%発揮出来る状態じゃなかったんだし」

 俺達の話を聞いていたレモンがそう告げ、キョウスケも納得したように頷く。

「ちなみに、その研究所にはグランゾンの開発者もいて、シュウ・シラカワが出没していたぞ」
「シラカワ博士が?」
「ああ。もっとも、純粋にその開発者に会いに来ただけだったらしいけどな。で、そのイェッツトレジセイアだが。何かあってそいつがどこかで暴れ出したりしたら、お前達のような特化型戦力が無いとどうにもならないだろう?」
「……確かにアインストレジセイアの同類だとすれば、一般の連邦軍部隊で相手をするのは難しいだろうな」

 カイが苦い溜息を吐きながら呟く。
 実際にアインストと戦ってきたからこその意見なのだろうが、確かに一般の連邦軍の部隊でイェッツトレジセイアに対応するのは非常に難しい。何しろ、自分の分身であるイェッツトクノッヘンやイェッツトグリードを大量に生み出す能力を持っているのだ。イェッツトレジセイアに対抗する為に必要なのは数だけが多い連邦軍ではなく、分身を生み出させない為に一気に片付ける質としての能力だ。そういう意味では、ヒリュウ改、ハガネ、そしてシャドウミラーである俺達以上の適任者はいないだろう。敢えて他に上げるとするなら今追跡をしているだろうクライ・ウルブズだろうが、パイロットの能力が高くても量産型ゲシュペンストMk-U改が最高性能で、尚且つ2機しか配備されていない状況ではどうしようもない。

「そうなると、ソーディアンに対する攻略作戦を実行するのはイェッツトレジセイアをどうにかしてからということになるのか?」

 レーツェルが尋ねてくる言葉に頷く。

「クライ・ウルブズ。この部隊名に聞き覚えがある奴もいるな?」

 その言葉に、カイとラミアがピクリと反応するのを見ながら言葉を続ける。

「俺が最初にイェッツトレジセイアに接触した時に、そいつが改造されていたと思しき施設を守っていたし、イェッツトレジセイアとも戦っていた。その施設の責任者の性格から考えると、まず間違い無く追撃に出されているだろう」

 正確に言えばツェントル
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