第1部その3:友達思いなのはお互い様じゃね?
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いですか…」
「裏が取れた所で聞くわ、アンタ達は一体なのはとどういう関係なワケ?」
ビシッと指を俺に差してアリサさんは尋ねる。
どうでも良いが人に指を差すのはいけない事だぞ、俺も偶にやるけど。
「関係っつわれてもなぁ、普通に友達になったとしか言えんのだけど…」
と、俺は平静を装って答えるが正直ヒヤヒヤもんである。
高町さんは魔導師である事を彼女達にも隠しているとの事だし、俺達だってクラスの他の連中は然る事ながら親父や啓太の婆ちゃんにだって正体を隠しているんだ。
ユーノも「その方が良い」って言ってるし、余計な心配をかける必要も無い。
俺なんか親父にバレた瞬間即『解体』される。
「ガキのくせに何しとんじゃこのボケナスがッ!!」とか言いながらスレッジ並みの拳骨が容赦なく俺の頭に振り下ろされるであろう。
そんなの死んでもゴメンである。
「ふぅん、友達ねぇ……その友達が、なのはと一体何をしているのかしら?」
更に口角を釣り上げて俺にそう尋ねるアリサさんは多分刑事ドラマや探偵ドラマの見過ぎだと思う。
犯人の追い詰め方のドSっぷりが特に……。
くぎゅうな声とかその目とか、人によってはアレなのかも知れないが、俺にはそんなレアスキルは無いからな言っておくけど。
「何をって……普通に遊んでるだけだぞ?」
「普通にね…どんな?」
「どんなって言われても……」
参ったぞ、どうやって誤魔化そう。
この人勘も鋭そうだし、頭も良いだろうし、正直言って口先勝負で俺が勝つ見込みは共産主義国家の繁栄並みに有り得ない。
ここは一つ啓太に助けを求めたい所だが、大丈夫なんかなコイツ、顔が青いが……。
(おい啓太、大丈夫か?)
俺はとりあえず念話を送ってみる事にした。
(……おおきなほしがついたりきえたり……すいせいかな?…いいやちがうな、すいせいはばーっとひかるもんな…)
……駄目だこりゃ。
完全にカミュっていやがる。
「黙ってないで何とか言いなさい!」
「い、いや……ちょ…ちょっと待ってくれ」
さーて、久々の大チンピだぞ俺。
一体どう切り抜けようか……。
と、俺のテンパりメーターが京急のインバータ付きモーターの音みたいにテ〜レレレレ〜と上昇していると、突然ポケットに忍ばせておいた俺の相棒アイアン・ウィルから念話が送られてきた。
≪おぉうお困rrるぃのようだなぁボーズ≫
そういえば居たなお前、そんな所じゃ無くてすっかり忘れていたよ。
(何とかならんかウィル?)
≪おじさんに幾つかグッドゥアイディーアがあんぞ≫
(マジで!?)
藁にも縋り付く思いで俺はウィルの念話に耳(?)を傾けた。
≪ア
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