暁 〜小説投稿サイト〜
Sword Art Online〜星崩しの剣士〜
アインクラッド編
0.5:プロローグ

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青き空に浮かぶ巨大な石と鉄の城、《浮遊城アインクラッド》。
この世界は、仮想の世界だ。
仮想の建物、仮想の(つるぎ)、仮想の体。
ほんの数分前までは、この世界はただの遊びの世界だった筈だ。
ーこれはゲームであっても遊びではないー。
そんなふざけた宣言と共に、この意味のないデスゲームが始まりを告げた。
そう、これは現実の命がかかった本物のデスゲーム。
非難する者、泣き叫ぶ者、恐怖する者と、人は様々だ。
俺ーメテオーは、そんな集団の輪から走り抜けると、すぐに町を出た。
道中、モンスターである《ウルフ》が出現し、戦闘に移る。

「ガオォウッ!」

ウルフの牙が、俺の横っ腹を掠り、HPバーを僅かに減少させる。

「??????ッ」

この危機感??????そうだ、これが生きてるって事だ!
俺は心の中でそう叫び、ウルフに向き直ると、すかさずソードスキルを発動させる。
片手長剣単発水平斬り、《ホリゾンタル》。

「???らぁッ!」

俺の武器ースモールソードーが、ウルフの体を斬り裂く。

「ギャオオオンッ!」

甲高い悲鳴を上げ、ウルフはその体をポリゴンの欠片へと変えた。
すぐに剣を腰にある鞘に収め、全力で疾走する。

「うおおおおおおおっ!!」

俺は叫び、これから始まるサバイバルに一直線で向かっていった。
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