第9話
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家族を養うようにするのは、俺から動くしかない。
墨俣一夜城築城戦…有名な戦だ。まさか自分がそんなことをするとは夢にも思わなかったが、これは現実。
これから俺は沢山の人間の命を刈り取ることになるだろう。その覚悟を決めるため、そしてひよ子を養うため今は全力を尽くそう。
壬月「本当にやれるのか、竜司」
竜司「必ずできるという確証は今はない。だが、それを確証に変えるためにこれから準備を拵えるんだ。まぁ見ていろ。」
和奏「おいおい、簡単に言いやがって、失敗したら承知しないんだからなー」
竜司「まぁ、何とかするさ。それにいざとなれば、和奏が助けてくれるんだろ?」
和奏「なっ!ま、まぁ、しゃーねーなぁ。そうなったら手伝ってやるよ!ボクに任せとけ!」
雛「…うーん、このチョロさ。さすが和奏だねー」
犬子「ふわー和奏の扱い方うまいなー…」
竜司「どうも。さて、じゃあ俺は資材やら何やら、色々と揃えて置くから、詳しい策や資金何かは準備の目処が立ち次第伝えるから準備だけはしておいてくれ」
久遠「当然だ。…頼む、竜司」
竜司「委細承知…ひよ、行くぞ!」
ひよ子「は、はいぃ!」
評定の間を後にした俺達は、城下をに出て、どうやって城を建てるかを話し合うことにした。
歩いている途中、団子屋を見つけて休憩がてら腰を下ろす。
竜司「すいませーん!お茶と団子を2人分!」
女将「毎度ー!ちょっと待ってて!」
ひよ子「お、お頭ー!暢気に団子なんて食べてる場合じゃないですよぉ!久遠様にあんなこと言っちゃって、本当に大丈夫なんですか!?」
竜司「まぁ…そう慌てるな。とりあえず少し休もう」
ひよ子「は…はい…はっ!?お頭のことですから、きっと何か策があるんですね!さすがお頭です!」
竜司「いやまぁ。別に策というほどのことではないんだがな…」
ひよ子「へっ?じゃ、じゃああの…もしかして行き当たりばったりで受けてしまわれたんですかっ!?」
竜司「まぁとりあえず、その辺は団子を食べてから話そうか。「はーい!団子二人前お待ちどー!」丁度団子もきたところだし」
ひよ子「あうあぅ…」
竜司「まぁそう心配することはないさ。ちゃんと考えはある。まぁひよ子の力が必要になるけどな」
俺の知ってる歴史上の人物がいてくれれば…あるいは。
ひよ子「わ、私の助け、ですか?」
竜司「そういうことだ。さて、とりあえず…いただきます」
ひよ子「い、いただきます…はむ…あっ美味しい」
ほんの数分で食べ終えて、席を立つ。
竜司「御馳走様でした。女将、代金ここに置いておくよ」
女将「あいよー!また来ておくれー」
竜司「あぁ。ひよ
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