暁 〜小説投稿サイト〜
SAO 〜青の剣士達〜
第1部 SAO
10話  圏内事件〜始まり〜
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....」

「やさしいね」

「違う!ただ、さっきまで一緒にいた人が自分のせいでいなくなるのは後味が悪いだけだ」

「兄さんは素直じゃないね」

「な........」

兄さんが何かを言おうとしたときくしゃみがした

「くしゅん......」

どうやら、アスナさんが起きたらしい
兄さんは笑顔で

「おはよう、よく眠れた?」

「な......キリ......どう.....」

意味の分からない言葉を発していた
訳すと「なんで、キリト君がどうしてココに?」だろう
そして、顔が赤くなり、青くなり、最後には赤くなっていた
アスナさんはレイピアの柄を持ち、兄さんは隠れる

「ゴハン一回」

「はい?」

「ゴハン一回!それでチャラ!」

「なら、いい店がある」

兄さんはとことん食べ物に弱かった
僕はアスナさんの元へ行き

「よかったですね。デートができますよ?」

「タクヤ君!そんなんじゃ.....」

「兄さんはずっと、アスナさんのこと守ってたみたいですよ?」

「ホントに?」

「ええ、ホントです」

アスナさんはなんだかうれしそうだった

「じゃあ、僕はこれで」

「タクヤ君も!」

「僕もですか?」

「そう!」

「分かりました」

僕は邪魔だと思うのだが.......

というわけで僕達は兄さんの勧めで57層にいた

「どこ?」

「ココ、ちなみに肉より魚がいいぞ」

「どんな情報だよ」

しばらくした頃だろうか

「ありがとう.....守ってくれて」

「別にいいさ.....」

「睡眠PKなんて物騒な事、よく考えるよね......」

「ホントだな」

周りからは「アスナじゃないか?」って声が
正直うるさいよね
だが、そんな事は兄さん達にとっては関係の無い事?らしかった
そんな時.....

「きゃあああああ!」

悲鳴が上がった

「何!?」

「行くぞ!」

「うん!」

僕達は走り出した
そして、教会らしき建物に着いた
そこには首をロープでくくりつけられ、宙に浮いている男がいた
その胸には槍が刺さっていた

「早く抜け!」

兄さんはそう叫ぶ
男は必死に槍を抜こうとするがうまくいかない

「私は上に行く!キリト君達は下で受け止めて!」

「分かりました!」

だが、男はポリゴンとなり消滅した
(こんな所でダメージを与えられるのは、デュエルしかない.....)
兄さんも同じことを思ったらしく

「みんな!ウィナー表示を探してくれ!」

「中には誰もいないわ!」

「ダメだ!30秒たった!」

「くそ....
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