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こんなチートでもありですかい?そうですかい。
第38話。変人の異変。
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嫌悪か。

「お前どないする?」
「ニャ〜」

んー、一成のとこにするか、それとも野良っぽいし野に返すか。ムムム

おっ!いいとこあったわ。

「アル。猫飼わへん?」
「・・・・レン?」
「ニャ〜」

知り合いらしい。

どうやらアルが言うにはこの猫さんはただの猫さんじゃなくて、猫の死骸に少女の死霊を降ろして作られた夢魔としての使い魔らしい。

猫ですらない。

アルはある意味受肉した自然霊なので、契約ができず困ってるらしい。

「ふ〜ん」
「晋吾、契約してあげれば?」

優しい笑を浮かべながらアルがそんなことを言う。

「契約ってどないするん?」

って言ったら、黒猫さん改めレンが幼女になってキスされた。

「・・・・」
「・・・・」

ニコッって笑顔を見せてくれたレン。とりあえず頭をぐしぐしと撫でといた。

「こんなんでええん?」
「フフッ。いいんじゃない?」

それからと言うもの、レンが部室でちょくちょく見られるようになった。

もちろんのこと、猫モードである。

ところでだ、夢魔ってなによ?









3学期が終わる前に、進路相談的なのを受けた。

「本当に穂群原学園でいいのか?」
「問題ないです」
「ほんっとにいいんだな?」
「ええって言っとるがな」

担任は強く、灘とか西大和とか星光学院とか、兎に角、偏差値が高いところを進めてくる。

西大和とかどうやって通えって言うんや。

「所で凛ちゃんは高校どこにするん?」
「・・穂群原」

そういや管理者やるんなら冬木の外は無理か。

「奇遇やな。一緒や」
「・・・・ホント?」
「おうよ。」

凛ちゃんは何か嬉しそう。まぁ、見知った顔がいることは安心するよな。

あと、毎回思うんだけど、部室にレンがいた次の日の凛ちゃんって凄くよそよそしいっていうかなんていうか。

「マジで?遠坂さんも晋吾も穂群原学園にすんの!?」
「うっさいぞ上野。」
「俺も穂群原にしよっかな〜」
「ほなら後1年で偏差10ほどあげなあかんね。自由を謳ってるガッコは『変な奴』いれとうないから、大抵高レベルやからのぉ」
「それを言うな!!」

マジ顔で言われた。スイマセン。
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