第38話。変人の異変。
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つもらないようにしたりとか。後、んと・・私、あんまりお風呂って得意じゃないけど、晋吾と会うのに臭うのやだから臭い取りにとか」
なんという生活臭溢れる使い方。後、俺のためみたいな使い方してるからって、別に嬉しいわけなんてないからな。
「そう言えばふとおもうたんやけど、お前さん服ってどうしてるん?」
「服?これ一着よ?」
そう言って服を胸元で引っ張るアル。やめなはれ。
「よし。今日は服を買いに行くで」
ゲームではそれでいいかも知れんが、リアルではドン引きされるだけだ。
「だから1着のみとかダメなんや。最低でも4着で着回し。10着もっとれば余裕。」
「へー、そーなのかー」
今俺達は電車に乗り百貨店を目指している。
流石に能力使えば汚れないって言ったって、白のどう見ても冬用のハイネックに紫のロングスカートのみとかダメだ。
「あれや、日本人は季節感を感じないとダメなんよ。ここは郷に入れば郷に従う精神でやな・・」
「フフフッ」
「おん?どうしたん?」
「ごめんなさい。晋吾が一生懸命説得しようとしてるの見ておかしくなっちゃって。私、晋吾が着ろって言うなら・・何でも着るわよ?」
「・・・・さよけ」
「フフッ。素直に色々な服を着せてみたいって言えば良いのに」
「さて、なんのことかのぉ?」
そう言って誤魔化すように眼を閉じた。
百貨店の婦人服売り場に行って、俺もアルも服に詳しくないから店員さんに適当に見繕ってくれって言ったら
「なにこのスーパー美人!服の上からも分かる完璧なるスタイル!私の被服店販売員歴5年の力量が試される時がキタ━━━(゜∀゜)━━━!!」
少しおかしい人だった。同類では無い。奴は変態だ。
まぁ、その変態のおかげで服は買えた。結構な量を買ってしまったため。アルの家に送ってもらうことにした。
とりあえず、男の服の値段と女の服の値段の差に驚愕を抱いた。男の服は、中間層がないんや
アルも満足している様子。どうやら、被服店販売員歴5年は伊達じゃなかったようだ。
買い物が終わったらお昼を取ることにした。
「アル何食べたい?」
「ん〜。まだ何が美味しいとかよくわからないから、晋吾が好きなのでいいわ」
「了解や」
ファミリーレストラン的なのが俺は苦手なので、普通に定食屋にしてもらった。
トンカツ定食。うまし
アルもマネして言ってた。うまし
帰り道やたらと街行く人の注目を集めていることに気づいた。
大衆の視線を追ってみた。アルがいた。I see.
「ん?どうしたの?」
「んや。なんでもないね」
まぁ、改め
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