『三十二話』〜名前を呼んで……もう呼んでるけど〜
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確かにそうだな。何で気づかなかったのか。
「悪かったな。よっと」
そう言ってアリシアをお姫様だっこからおんぶの体制へ変える。
「それじゃあ行くか」
「う、うん……」(うぅ…恥ずかしかった……なんでこの人平気なの?//////)
アリシアの返事を聞いて、皆の元に戻った…………
「終わったぞ」
「母様〜」
「「「「「「「「「……………………」」」」」」」」」
俺がアリシアをおんぶして戻ると、全員が物凄い目でこっちを見て来た。
「ん?どうした?」
「……まさか本当に5分位で終わるとは思っていませんでしたから…………」
だから言ったじゃないかリンディ、3分で終わるって。
「アリシアなの?」
「どうしたの? 母様?」
「ア………ア…………アリシアァァァァァァァ!!」
「おっと」
「うわぁ!? どうしたの母様!? どこかケガしたの!?」
プレシアが大粒の涙を流しながら走って来たためアリシアを下ろして差し出すとプレシアは強く、強くアリシアを抱きしめた。
「え、え〜っと………………あっ! あなたがフェイト?」
「ふぇ!? わ、私!?」
突然、呼ばれて驚くフェイト。
アリシアがずっと時の庭園にいたんだとしたらそりゃフェイトの事も知ってるだろう。
「そっか。ついに私にも妹ができたんだね!」
「え?」
まぁ、アリシアを基に生まれたんだから妹みたいなもんだな。
「私のことはお姉ちゃんでも姉さんもお姉さまでも何でもいいよ♪」
「あ、お、お姉ちゃん!」
「わわわっ! えっ!? フェイトもケガ!?」
すると、フェイトもアリシアの下へ行き、泣き始めた。
なのはやアルフ、リニスは涙を浮かべながらもうれしそうに、勿論ユーノ達も満足そうにフェイトとプレシア、アリシアの3人を見つめていた。
俺の後ろにいるクロノに目配せし、なのはの手を握る。
一瞬驚くなのはだが、俺の視線が扉に向いているとわかると頷く。
俺達は3人を邪魔しないように部屋を後にした。
その後、フェイト、プレシア、アリシアを除く人たちは言ったん食堂に来て、その数分後遅れて三人も来た。
「さて、皆聞きたいことが山ほどあるみたいだし、話せることは答えるが?」
「なら最初に、先ほどの黒い異形から。あなたは【邪】の者や【邪霊】、【邪魂】と呼んでいたけど」
【邪】の者から? てっき
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