スーパーロボット大戦OG外伝
0548話
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レジセイアがアルトアイゼン・リーゼに致命的な一撃を与えようとしていたから割り込んだんだったか。
「最後の一撃を加えたのは俺でも、そこまで奴を削ったのは間違い無くヒリュウ改やハガネの奴等だよ」
「ふっ、君も意外と照れ屋らしい。……ん? 来たようだよ。噂の英雄達のお帰りだ。君達も出迎えて上げるといい」
「そうだな。ラージ、行くか。久しぶりにフィオナと会うんだ。出迎えるくらいはしてもいいだろう」
「そうですね。フィオナが乗っていたエクサランスの調子も見たいですし。……でも、アクセルさん」
「ん?」
振り向いた先に見えたのは拳。避けるのも、混沌精霊としての力で回避するのも簡単だったが、この一撃は俺が受けなければ駄目なのだと分かっている為、素直にその一撃を食らう。
ラージの拳を食らって、軽い衝撃が頭を揺らす。
「……」
「正直、こんなのは僕の趣味じゃないんですが……ラウル、ミズホ、そしてフィオナを心配させたケジメです」
「ああ」
「……ラウルやフィオナともしっかりと話をしてあげて下さいね」
そう言い、所長室を出て行くラージ。
その背を見送り、俺もまた追いかけようとしたところで、ジョナサンが笑みを浮かべつつ俺へと視線を向けているのに気が付く。
「何だ?」
「いやいや、別に何でもないさ。色々と青春をしていると思ってね。……それよりも君も早く行ってやるといい。妹分のような存在なんだろう?」
「ああ、色々とあったからな。様子は見ておきたい」
そう言い、所長室を出ようとしたその時。
「アクセル・アルマー」
再び背後から声を掛けられる。
そちらへと視線を向けると、何故かそこには俺へと頭を下げているジョナサンの姿。
「タカクラチーフから話は聞いている。フィリオの病気はもう治ったとか。……正直、君達の医療技術には脱帽するしかないが、よくフィリオを救ってくれた。感謝している」
……あぁ、そうか。フィリオの通信については量産型Wの監視下においては許可していたんだったな。そこで病の治療が終わったのをツグミ経由で聞かされたのか。
「何、気にするな。俺達にも利があるからこそ、フィリオを迎え入れたまでだ。ギブ&テイクだよ」
「それでもだ。私の部下……いや、友人の命を救ってくれた事には感謝したい」
そう言い、ようやく下げていた頭を上げるジョナサン。
その様子に、小さく肩を竦めて無言で返し、所長室を出て行くのだった。
「アクセルさん!」
テスラ研の格納庫に到着するや否や、いきなり大声で呼ばれる。
そちらへと視線を向けると、そこにはラウル、ラージ、ミズホの3人にストレッチャーが1つ。
「アクセル……さん?」
そしてその上には、酷く消耗し
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